32.訪問営業に変わるやいなや

前のテレアポ会社では、最後の数ヶ月は、"1ヶ月前に断ってるお客を寄せ集めたリスト"にしか電話できなかった。

その数ヶ月の間、僕は宝(営業能力)の持ち腐れ状態。
能力通りの契約数がとれる、という普通のことが叶わない日々が続いていたため、僕は契約をとることに飢えていた。

しかし、訪問営業に変わるやいなや、初日から契約がとれるとれる。
能力を発揮できる場が見つかり、僕は初日にして多大なる充実感を感じた。

また、社員Mさんとの仕事上のバランスも良かった。

社員Mさんはノリで契約をとるタイプで、僕にない特殊な能力の持ち主ではあったが、なんせ大雑把な性格。

その点僕は、見込み客(再アタックするお客様)をきっちり管理するタイプ。
Mさんが大雑把故にとりこぼしているお客さんから、僕が契約をとれる、ということが大いにあり得た。

Mさんだからこそとれる契約と、僕だからこそとれる契約と。
営業会社としては両方getできるわけだから、いいバランスだったのだ。

会社にとってもMさんにとっても僕はプラスな存在となり、また僕にとっても訪問営業の道を見つけたことは大変にプラスなことであった。