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「現代俳句」2024年3月号・4月号を読む。

「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけています。
そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のためにご紹介したいと思います。

※今回はまとめて3月号と4月号の俳句を紹介します。


2024年3月号

列島春秋



君のゐしあとに菜の花こぼれをり
五十嵐 進

第十五回現代俳句の風



うららかやジユゴンと欠伸分かちをり
小路 裕子

やあと手を挙げし埴輪や蝶の昼
平山 北舟

柏餅どこか硬派の息づかひ
武藤 幹

どこまでもひとりどこまでも春の空
河合 秀美

桜蕊降る私は私である
寺内 若子

曇つてる空を励ますしやぼん玉
細野 彩扇

フラフープ春の空気を攪拌す
長﨑玲子

千年の古都に令和の桜咲く
青木 慧

図書館俳句ポスト



餅のごとく猫伸びきっている小春
永澤 雅子


2024年4月号

地区協会報を読む



捩花のぐりぐり登ってゆく空よ
阿部 満子
※「ねじる」の漢字が難しい方でしたが変換で出ず,常用のこちらにしました。

翌檜篇



熊として生まれたかった爪を切る
渡邊 慧七

第十五回現代俳句の風



鳥一羽ほろりと抜けた春の空
十河 宣洋

しやぼん玉ため息空へ連れ去りぬ
桜田 花音

初蝶にジャングルジムの迷路めく
五明 昇

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最後までお読みいただきありがとうございました。 もっと面白い記事を書けるように日々頑張ります。 次回もお楽しみに!