悲しい事件

こんにちは。Dojaです。

今回は大学院留学についての話ではなく、

最近イギリスで起きたショッキングなニュースについて語ろうかと思います。

先日、ロンドンである30代の女性が、夜に拉致&殺害されてしまうという事件が起こりました。

そして数日後に犯人が警察官であることが分かり、逮捕されました。

これを機にロンドンで抗議集会が開かれたり、献花をする方がたくさんいるそうです。


Gender equalityがある程度進んできているといわれる時代でも、このような事件が起きてしまうのは本当に失望してしまいます。。。

男女平等とはいっても、暴力・性暴力では力関係が男>女になってしまうのはほぼ自明で、女性であるかぎりそのような犯罪のターゲットになりやすいという事実は避けられないんですよね。

よく、性犯罪に遭わないように、服装に気をつけろとか、夜一人で歩くな、とか言う人がいますけど、

実際気を付けていても被害に遭うことはあるし、

なんで何も悪くない側が、悪魔の立場を配慮して生きていかないといけないんだ!?って、筆者はすごく嫌な言葉なんです。

でも、こういう犯罪が撲滅されない限りは、被害に遭わないように気を付けて生きていくことが今後も求められていくのですかね…><

Gender studiesって、たぶんアンチフェミとかの人とかから”Useless degree”ってネットで書かれたりしてるのを見たことありますけど、

性を手段とした、あるいは性の力関係を利用した暴力がなくならない限りは絶対にUseless degreeなんかじゃないし、必要な学問だと思います。

自分もこのような根強いジェンダー問題の解決に尽力できるような人になりたいと切に思いました…


そして、この事件でもう一つ失望したのは、こんな非道な罪を犯したのが警察だったということです…。

以前、ジェンダースタディーズを学ぶ理由の記事に書いたのですが、私は学部で香港に交換留学した時、大規模な民主化運動を経験しました。

その時、何もしていない市民に無差別に暴力をふるったり、まったく抵抗や暴力行為をしていない抗議者に攻撃したり、乱暴に抑えつけたりする警察の映像を何度も見て、警察への信用を完全に失い、なぜこんなに非人道的なことをするのだ、と憤りを感じました。

また、女性に対する性暴力や性的嫌がらせも多数起こっていて、公衆から見える場所で晒し上げのような形で嫌がらせをしたり、あるいは目の届かない留置場で強姦したりと、とても卑劣な行いがありました。

このような事態を目撃し、また卒論のテーマにして研究してきて、公権力を持つ人間がこのような人権を蹂躙した行為をすることはあってはならない、と強く思っていたところに、

2020年にアメリカでBLM運動のきっかけとなる事件が起きたり、

また今回の事件も起きました。

そして講義集会の映像を見たら、香港デモみたいに抗議者を無理矢理掴んだり引っ張ったりして拘束している様子が流れて、

そんな乱暴な扱いされるほどのことをしていないのに、何でこんな酷いことを大衆の前でできるんだろう…って、本当に悲しい気持ちになりました😢

本当に、警官による非道な犯罪、無くならないのでしょうか…TT。

特に今年イギリスに行く人間として、少なからずショックというか、不安を覚えるニュースになりました。

この事件のその後の動向が気になるところです…。


Doja 

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