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「データの不動産屋」という、新しいしごと

「データの不動産屋」と呼ぶべき人たちがいるらしい。

その会社は、データ屋だが、データを持っていない。代わりに持っているのが、どのデータがどの会社にあるのかという情報だそうだ。

データに価値が見いだされるようになったのはここ最近のことだ。企業は顧客データにこそ次のビジネスの種があると、お金をかけてでもデータを集めるようになった。世界的な大企業が根こそぎ利用者のデータを集める様子は、GAFA問題として社会的な関心ごとになった。

データに価値があるとなると、自分たちの持っているデータをひょっとするとお金を出しても買いたいという人も、逆にビジネスの成長のために、お金を払ってもいいからデータが欲しいという人もいるかもしれない。そうしたデータの売り買いを仲介する「データの不動産屋」が登場した背景だそう。

データの価値向上とともに、データの不動産屋さんも増えるのだろうか。

実際の不動産屋さんのおもしろいのは、ものすごいローカルビジネスなところだ。まちの小さな不動産屋さんが全国チェーン店よりも強かったりする。もしデータの売り買いが大企業だけにとどまらなければ、データの不動産屋は、新しい個人のしごとになりうるのだろうか。

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