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Local Global 3DAYS〜100万円資金調達・秋田県の可能性を最大限に引き出す〜

Local Global 3DAYSを開催した理由。

秋田県で起業した私は、事業を展開していく中で事業のやりにくさについて早い段階で痛感していました。ただその感覚は、秋田県で事業をやっているからではなく、高校生が起業したからなんだろうなとか、こんなものなのかなとあまり深くは考えていませんでした。それよりかは、早く実績を作ろという一心で1年間突っ走ってきました。でも、他の東北5県は違ったんですよ。確かに高校生が主体的になってイベントをやったり、プロジェクトつくったり、アプリ開発したり、地域のツアーを計画・実行したりと…。宮城県で行われた全国高校生マイプロジェクトアワードの東北大会で知りました。100名ほどの参加者がいる中で秋田県の高校生は、私一人。ここでは伝えきれないほど、秋田県とは確実に違いました。なんというか、本当にすごかったんです。圧倒されました。高校生なのに、補助金をうまく活用してたり、クラウドファンディングで資金を調達してたり、自分より、そして秋田の高校生より何倍も先を行っていたんですよ。学校の協力体制が整っているとか、そういう違いも、もちろんありましたよ。とはいえ、この大きすぎる違いに、私はメンタルをやられ、そこから数ヵ月スランプに陥ったんですね。自分の力は足りないし。自分がやってきたことって意味ないのか。こんなんでいいのか。自分だけの力で秋田なんか変わるのか。もう、いっそのこと秋田県なんて諦めたほうがいいんじゃないか。とても長く、出口の見えないコンフリクトが続きました。本当に辛い期間でした。でも、自分が世間の批評に打ち勝って、ファーストペンギンとしてなんとかしなければ…という謎の使命感がありました。きっとこのままじゃ変わらないし、秋田のワーストワンがまた増やされるなと思って、自分がアクションを起こそうって決めたんですね。

100万円「アクセルを踏んでしまった無計画の中での実行」

 このやり方は、決して頭の良いやり方ではないと思います。だって、企画をする前に、クラウドファンディングで資金調達を始めてしまったんですよ?しかも、始じめたのは5月中旬。これ、頭おかしいですからね。100万円規模のイベントの企画をおよそ2ヵ月で行ってしまったのですから。そのせいで、会場、宿泊施設の手配がギリギリになってしまって、本当に危険でした。クラウドファンディングで資金が調達できても、イベントを開催できないという状況に、なりかねなかったのですから。しかし、クラウドファンディングで残り3日までに集まった額は、目標金額100万円の半分ほど…。(笑) のこり3日でどうやって50万円集めればいいんだ…。もう、お願いできる人、企業はないぞ。よし、人事は尽くした。天命を待とう。そんな、無責任な考えでひたすら、願って待つことにするしかできませんでした。しかし、支援額は伸び始め、残り8時間を残し、目標金額100万円に達成しました!いやぁ、支援してくださった方には感謝しかありません。本当にありがとうございました。この経験で一つ分かったことがあります。「ブレーキを踏んでも急には止まれない。だから、アクセルを踏んでみればいい。」車は急に止まれないのと同じです。制動距離ってあるじゃないですか?車のスピードが速ければ速いほど制動距離は伸びますよね。まさに、僕のイベントはそんな感じで進んできました。クラウドファンディングで100万円集めるという、強いアクセルを踏み。会場が決まらない、資金が思うように集まって行かないという不安でブレーキを踏み。でも急には止まることができなくて。そうこうしているうちに、会場が見つかり、資金が集まり、という状況でイベントの開催へ向け、再びアクセルが踏め今回のイベントを大成功に終わらせることができました。だから、アクセルを強く踏むことって、大切なんじゃないかなと強く思いました。

秋田県にも 「うるさい中高生は、いた。」

このイベントを行うまで、正直、秋田県にはプロジェクトを行いたい、とかイベントを企画したいとか、起業したいとかそんな高校生いないと思っていました。イベントの参加者んも、そこまで熱い想いを持っている人はいないんじゃないかと…。でも今回の参加者、かなり熱い想いを持っていました。今回のイベントで、秋田県の中高生の関心度の方向や、周りを取り巻く環境の実情など、私自身もとても勉強になりました。同じ、世代としてこのイベントだけで参加者との交流を切らず、これらかも彼らのサポート、そして彼らと共に、秋田県の未来を引率していきたいと思います。

我々には何ができて、何が必要なのか。

じゃあ、実際に我々にはどんなことができて、それには何が必要になってくるのか。どんなリソース、環境、チームが必要になっていくのか。
基本的に、中高生の熱量があればどんなプロジェクトも、走り出せると思います。ただ、周りに彼らの背中を押してくれる、サポートしてくれる大人はいるだろうか。プロジェクトを共に進めていく、同じ世代の仲間いるだろうか。この中高生の周りを取り巻く環境は、非常に大切だと思います。自分自身は、周りに背中を押してくれる大人、サポートしてくれる方々がたくさんいる、恵まれた環境にいると思います。自分自身、一人ではここまでこれませんでした。身をもって、サポートしてくれる方々の重要性を体感しています。だから、周りに熱い思いを持った中高生ががいたら、是非、背中を押してほしい。秋田県全体で、その環境を創り出したい。私は、そんな思いも持っています。

「走れ、中高生。」

転けても、いいと思います。我々の今の時期の体験は、どれも非常に貴重な体験になるかです。
ええと...大人と喧嘩、学校との対立、やばいミス、クラファン (笑)
走りきれても、途中で転けても、どれも絶対に意味のある体験なんです。学校に、週5日ただ通っているだけでは、絶対に体験することができない、素晴らしい体験なんです。そして、世界を動かすかもしれない、何かに繋がっているんです。一人でも、多くの中高生が我々の仲間になってくれることを願っています。

次のステップへと、走っています。

また、面白いことやりますよ。(笑)
すでに、走り始めています。こちらについても、記事にしていきます。
今回、ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

これ、3日目の全プログラム終了後に撮影した写真。
窶れてますね(笑)

Local Global 3DAYS 実行委員会
実  行  委  員  長  篠原  龍太郎
HP:
Email: info@oligami2018.com




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