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島田潤一郎「電車のなかで本を読む」感想&夏の文庫フェア🍉

夏恒例🍉
夏の文庫フェアがはじまったので、せっかちな私は早く参戦せねばー!本屋さんへ行ってきました。
それぞれの購入本紹介はのちほどに~

購入本紹介の前に、読んだ本紹介を。

☆島田潤一郎「電車のなかで本を読む」感想を。

この方はせっかちな私でも待ってくれる人なんだろうな...。

語りかけるような文体に、さりげない言葉。
さりげない言葉にみえ、その実は考えて考えて書いているんだろうな。
また、子どもさんたちにも、せかさず待ってる目線で語りかける。
視野が広くて、見えないものも見ようとしてるんだろう。
そんな風に思えた一冊📚

ひとり出版社・夏葉社の代表が、これまでに読んできたなかから、自分の体験をまじえつつ、珠玉の49冊を紹介。

本書は、高知新聞別刷り「K+(ケープラス)」に連載された選りすぐりの寄稿文を加筆・修正し、さらに書き下ろしを3編加えました。

島田さんのお名前は存じておりましたが、書籍は未読で、今回はじめて手に取り読んでみました。


島田さんが紹介されている本は、ほとんどのものを未読どころか知りませんでした。

それこそ夏の文庫フェアでは紹介されないような本ばかり。

お母さまが高知の出身で、ご自身も子どものころから高知に訪れる機会が多かったようです。
よって高知愛が感じられ、同じ四国民としては身近に感じられ嬉しかったです。

そこで、高知出身の上林暁「星を撒いた街」を紹介さており、読んでいてハッし共感した言葉があります。

活字をとおして浮かび上がってくる高知は、ぼくが知っている高知と少し違います。

読者はひとりの作家の文章をとおし、身近な風景を再発見します。国道を。町を。海を。山を。空を。家を。(本文より)

自分が感じていたものとは違う、そんな違ったものを活字をとおして再発見したくもあり、本を読んでるかもしれないと思ったのです。

高知に、仕事に、家族に...さまざまなものに対して向ける目線が、さりげなく待っていてくれているようで、心が豊かになるそんな作品でした。

☆夏の文庫フェアで購入本。



ステンドグラスしおりがかわいい🔖新潮文庫100冊からは、限定プレミアムカバーから選びたくて悩んで、村上春樹訳に惹かれ「ティファニーで朝食を」にしました。

オードリー ヘプバーン主演の映画で有名ですが、原作はどうなんだろう...楽しみです♡

カドブンからは、mtとのコラボカバーがかわいかったので、太宰治「女生徒」にしました。


ナツイチからは、読みたいと思っていた金原ひとみさんのエッセイ本「パリの砂漠東京の蜃気楼」が文庫本になっていたのでラッキー☆彡

🍉🍉

毎年、購入したはいいが積読ばかりしているので、今年はちゃんと読みたいなぁ~( ˘ω˘ ; )


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