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地中海式ダイエットについて

今日は『オリーブオイル』 が大きく関わる「 地中海式ダイエット」について。 地中海式ダイエットを知れば、世界規模の調査結果で、オリーブオイルの素晴しさが認められていることがわかります。

2012年に 「和食」 がユネスコの世界無形文化遺産に登録されたように、
2010年に 「地中海式ダイエット」 も世界無形文化遺産に登録されました。

※このダイエットとは、日本人が考える「減量のためのダイエット」とは少し意味が違い、食生活を含めた、生活スタイルを総称して「ダイエット」と表現しています。

●「地中海式ダイエット」のピラミッド
地中海式ダイエットのピラミッドは、最下層から頂上まで、全9層の食物グループから構成され、毎日(Daily)、週に数回(Weekly)、月に数回 (Monthly)、食べるべき食品が順に上に積み上がっています。各グループの食物の適正な割合はどのくらいか、どのくらいの頻度で摂取されるべきかが、一目でわかる仕組みです。ワイン等のアルコール類は、食事中に適量飲むことが薦められています。

●毎日(Daily)摂取するもの
パン・パスタ・米・クスクス(アラブ地域の主食で米粒サイズのパスタ)、ポレンタ(トウモロコシの粉を練って作ったもの)、その他全粒穀物とイモ類、いわゆる炭水化物。
続いて、フルーツ・豆類・ナッツ類・野菜全般。
そして、油脂の中で唯一、 しかも毎日摂取したほうがいいものに『オリーブオイル』が指定されています。それから、チーズ・ヨーグルト(乳製品、発酵食品)。

●週(Weekly)に数回摂取した方がよいもの
魚、家禽(かきん):鶏・あひる・七面鳥など。
続いて、卵、甘いもの(お菓子)。

●月(Monthly)に数回で良いもの

◎適度な運動が必要・・・
ピラミッドの一番下には、日々体を動かすことも地中海式ダイエットの条件となっています。

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**この「地中海式ダイエット」のピラミッドの食事構成がなぜ優れているとされているのか・・・  **  **

それは、日本を含む7カ国研究の結果、 地中海沿岸地域では、北欧やアメリカに比べ、心筋梗塞などの心血管病の発症率が1/3以下であることがわかったからだそうです。

第2次世界大戦終了後、WHO(世界保健機構)などが主体となり、「伝統的な健康食とはなにか」 という討議を続けてきた末に、地中海式ダイエットのピラミッド(図)が考案されました。

このピラミッドは、1950年代後半・第2次世界大戦後のヨーロッパ、中でも地中海沿岸諸国(ギリシャ、イタリア、スペイン、モロッコなど)の食事と生活習慣を表しており、栄養学的に最良の食事は、地中海地域の食事と共通する構成をもつことが、世界規模の疫学調査、臨床試験の結果、明らかになったのです。
当時、アメリカは戦争に勝利して、世界で最も栄養状態が良い国と言われていました。その一方で心臓病やある種のガンの死亡率が非常に高かった。(※現在でも米国人の死因は1位:心臓疾患、2位:ガン)飽食で病気が増えたアメリカ、かたや食糧不足に直面していたヨーロッパ。

そんな中、アメリカ人でミネソタ大学の生理学博士であるアンセル・キーズ博士が、質素な食生活なのに南イタリアの人々はアメリカの人たちと比べて心臓病で死ぬ人が極めて少ないということに気付きました。そして、「日本、アメリカ、フィンランド、オランダ、イタリア、ユーゴスラビア、ギリシャ」の7カ国、40歳から59歳までの12,000人を対象に、 食生活を主とした生活習慣と虚血性心疾患の関連を明らかにするため、国際共同研究を開始しました。
その結果、地中海沿岸地域では、北欧やアメリカに比べ、心筋梗塞などの心血管病の発症率が1/3以下であることがわかりました。地中海地方ではオリーブオイルと野菜たっぷりな食習慣があるのに対し、北欧やアメリカでは肉やバターなどの動物性脂肪の摂り過ぎが心血管病の増加に関与したと推測されました。

これは70年前の研究結果ですが、今や日本も飽食の国。(日本人の死因は、1位ガン、2位心疾患、3位老衰、4位脳血管疾患、5位肺炎です。)

オリーブオイルは血管の掃除屋さんと言われています。このピラミッドを参考に普段の食生活を見直したいですね🍀

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