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この季節、この食べ方が一番美味しいと思う、たまねぎのスープ

昔、餓鬼大将だったあの子が、実はトイレに一人で行けなくていつも妹についてきてもらっていたとか、大人しかったあの人が、バリバリの起業家になっていたとか。

意外なことってあるもんだ。
そして最近、また1つ意外なことを見つけた。
それは玉ねぎの事。

野菜はなるだけ捨てる部分を無くして、食べれるものは食べてやろうという気持ちから、玉ねぎの皮のことを調べていたら驚いたことがあった。

私たちが普段食べている玉ねぎの白いたまの部分はなんと葉っぱらしい。

又、玉ねぎをパンと二つ割にしたときに見える、真ん中の芯の部分は、
芯ではなく茎らしい。
以外や以外、知らなかった。

玉ねぎの原産地は中央アジアの乾燥地帯だった為、厳しい自然環境の中でも生き延びようと葉っぱに栄養を蓄えなければならない。
だから重なり合って丸く成長するようになったそうだ。

たまねぎの白い丸い部分を割ると、お互いを庇い、守り合うように重なっている。
言葉を語らぬ植物が、作り出した美しい形。

一方、雄弁な私たち人間は、こんなに美しい形を自然と生み出すことができるのだろうか、とふと考えてしまう。

春先になると、極早生の玉ねぎがで始める。
春のキャベツやジャガイモの横で、この新玉ねぎがこっちを向いていたので買ってみた。

さぁて、何作ろう…
オニオンスープと言いたいところだが、そうじゃなくて、もっと簡単でとってもシンプルがイイかな。

なぜなら、美しい玉ねぎの形を知ったら余計なものはいらないと思ったから。

<玉ねぎスープの作り方>

材料は新たまねぎ2個、お水 200cc, 塩、オリーブオイル、ただこれだけ。

<作り方>


たまねぎはザクザクと角切りにする

厚手の鍋にオリーブオイルを大さじ2ほど入れて熱する


たまねぎを入れ、水分が出るように塩を加えて玉ねぎが透き通るまで炒める

蓋をして弱火にしてしばらく蒸し煮。焦げないように注意しながら時々混ぜる

たまねぎが煮えたら、水を加え、ブレンダーにかけてクリーム状にする

レモンの皮の黄色い部分だけ削る

箸休めにしたかったので、小さなカップに入れてみた。

削ったレモンの皮を上にのせ

オリーブオイルを垂らす

出汁も、ブイヨンも何も入らないたまねぎのスープはシンプルだからこそ、この時期の美味しさが身にしみる。


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