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”あるもの”で毎日を楽しむ

”コロナ疲れ”という言葉が総理大臣からも出てくるくらいの期間が経ちました。
外向的な人、人と会う事でエネルギーがわく人には、外出自粛という状況が本当に辛い要請なのかなとも察します。
ただ私は、超内向的人間でもあり、1人遊びが得意なのですが、それを踏まえてでも、今のこの自粛はそこまでネガティブな気持ちになるものではないなと思っています。

それはなぜかというと、家で自粛生活するのに最低限必要なものは”ある”から。
(今の状況で色々複雑な立場の人がいると思いますが、私の生活を基準に書かせていただきます。)

そう強く思うのは、”なかった”経験をしたことがあるからです。
私は1995年1月の阪神大震災で被害を受けた地域に住んでいました。
家は壊れなかったからそのまま住めたけれど、学校が4月まで再開しなかったので、小学生だった私は3ヶ月弱家にずっといる生活をしていました。
(外は家が歪んでたり壊れてたりで危ないので、外に出て遊ぶなんてもってのほかの状況)

そして、電気は地震が起きた日に復旧したものの、水とガスは3ヶ月近く不通でした。なので、小学生だった私達兄弟の朝食後やるべきことは、まず近くの浄水場に壊れた家や危ない場所を避けながら行って(近くに浄水場があったから量に制限がなくて良かったけど、近所にない友達は学校の給水車の列に並んでたと言ってました)、1日、家族5人が使う水を汲んで運んでくることでした。ガスはもうどうしようもないので、家のお風呂に入れず、隣の市の銭湯を探して行ったり、祖父母の家(こちらも隣の市)に入りに行ったり。でもそれも父の仕事の関係もあるし、費用もかかるので、週に3回くらいだったかな。
そんな時期を過ごした経験があります。

だから、今の状況って、家にいなきゃいけないけど、家はそもそもあるし、ライフラインは壊れてないし、スーパーもちゃんと新鮮な生鮮食品他一定の品揃えもある、インターネットは繋がる、アマゾン・ウーバーイーツ・デパートのオンラインショッピング等もきちんと宅配してくれる、スマホもある、YouTube・オンデマンド配信等で家でのエンターテイメントも選択肢がある、そして、スーパーや病院に出かけるにしろ外を歩いていて壁が崩れてくる心配もないんですよね。
そして人がいない時間帯を選べば、散歩位は出来る。

あるもの、にフォーカスすれば実にたくさんあって、(これからの生活資金については不安な人も多いのかも知れませんが、政府は上記の最低限の生活が出来るくらいの補償はしてくれるような案は出ている認識です)私はそっちにフォーカスをして、毎日を楽しみたいなと2月末の自粛要請になってからずっと思っています。

欲を出せば窮屈なことばかりなのかも知れない。
でも、トイレに流す水の心配もしなくていい、気分転換に半身浴したければいつでも出来る、食べたいものを作りたければ材料は買いに行ける、何かが足りなければ宅配で取り寄せられる、家時間を楽しむツールも昔と違って山のようにある(上記以外にも最近流行ってきたzoom飲み?やキャス、IG Liveも頻繁にありますよね)。それらの”ある”をどれだけ駆使しして楽しむかが自分の持っている想像力次第なのかなと思います。

もちろん、私が毎日楽しむ為にたくさんの”ある”の為に働いてくれている方にはありがとうございますの気持ちを持っています。
足りない、出来ない、窮屈だ、のネガティブにフォーカスするのではなく、あるもので楽しむ、そしてあるもののために働いてくれている方への感謝、のポジティブな気持ちを持つことは、”コロナ疲れ”というマイナスワードに自分が引っ張られないためにも大切なことではないかと思いました。

具体的に私があるもので、どうやって毎日楽しんでるかもリストアップしようかと思ったのですが、Twitterにてリアルタイムで呟いているのでやめておきます笑

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