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システマ的物理学

例えば相手の腕を動かそうとする時、
①指が食い込む様に腕を握ると相手の皮膚と垂直に力が加わり相手の緊張を生み出して筋力勝負になってしまう

②相手の腕にコチラの腕が食い込まない様にピタリと合わせて皮膚と並行に動かすと相手の緊張を起こさず楽に動く

③更に平行以上に角度をつける様に手のひらでなく爪や手の甲側から動かす様にすると相手の身体が騙されて摩訶不思議な動きが生まれる

また③の応用で普通に握ると力の作用点は相手の身体になるので全身を使って何とかバランスを取ろうとするが作用点を引っ張り出す様な動きを入れるとはたまた相手の身体が騙されて面白い動きが起きる。

その上相手の身体を支える力の流れが見えてくると流れに沿って同じ向きへとコチラの力を融合させると互いのベクトルが組み合わさりコレまた楽に動かせる。

これだけでも素晴らしい学びだったが先日のシステマでは四つ這いやプッシュアップの姿勢から重心を移動させずに手足を動かせるかというワークがあった。

その時システマ大阪代表の大西さんが上の姿勢で手足を動かすには「他の3点やもう片方の手足に重心を移動させないと」とアドバイスをしてくれていて最初は「まぁ確かに」くらいの認識だったけど

練習後たまたまマッサージしていてもしかしてとたまたま使用する手から足に重心を移すと手の感度や動きが段違いに向上し出した❗️

またたまたまシステマの先輩の投稿を拝見したらウェビナーでモスクワのインストラクターがミカエルの足捌きについて「重心をどちらかの足に集めているからこそ相手を崩せる」と分析しており

確かによく見たら他の手足がフリーになるくらい重心を移動させているように思う🤔

「足が居着かないように」と片足立ちで手を使うワークや施術を行う様にしていたが、軸足で踏ん張るのではなくきちんと軸足に重心移動をさせるから良い意味で足が居着かず手がフリーになるのか⁉️とココで練習の最初に行っていた事がどれだけ大事な事をやっていたのかがわかった😂

この重心移動に最初書かれていた事をプラスさせるとどうなるかは最早言うまでもないし手や肩を使う際上手くいかないのは重心が手足に残り力の作用点が相手の身体へ向かっているのかもしれない🤔

と活きた物理学を教えて貰えたし最初は意味不明でも後で色々繋がり出すという大西さんのリードはアハ体験満載で美しい数学の証明や良問を彷彿させる❗️

高校の時は物理も理系数学も未修な上に5教科の総合偏差値は30ソコソコでございましたが💦

物理数学学び直したら物理からの視点でも理解が深まった最近のシステマは今回も素晴らし過ぎたという事で🤗

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