システマセラピスト的な生き方 加賀山肇

理学療法士。ロシア武術「システマ」の能力開発や対人援助における有効性に強く関心を持ちな…

システマセラピスト的な生き方 加賀山肇

理学療法士。ロシア武術「システマ」の能力開発や対人援助における有効性に強く関心を持ちながらも練習はぼちぼちと、他には美味いもんと旅が好き

最近の記事

ヴラディミア・ヴァシリエフ大阪セミナー『知覚と適応』

一年振りのシステママスター ヴラディミア・ヴァシリエフ師(以下ヴラッド)による来日セミナー。 正直最初システマを学び始めた時にヴラッドのセミナーに参加するも何が何だかわからないまま始まっては終わり「何かよくわからないけど指がもげるくらいとんでもない投げを食らった」という感想だけが残ってしまった🤣 しかしそこから数年経ちトロントで学ばせて貰ったりコロナ明けの来日セミナーなどを通じて 「あの時はさっぱりワケがわからなかったがコレはとんでもなく物凄い事を学ばせて貰っているぞコ

    • 再生

      肩から全身を繋げるワーク

      前回のシステマでは肩から全身を繋ぐというコンセプトにてアレコレと その時肩から全身を連動で繋ぐソロワークを教えてもらったのだが肩甲骨を「3次元で動かす」とシステマ大阪代表の大西さんは教えてくれた。 この動きを身体で体験してからナイフや相手の接近を身体を開いて感じていると真ん中から肩〜腰の繋がりが出来てきてワンユニットになれたのはビックリ‼️(もちろん本気で襲い掛かられたらとても対応出来ないので対応出来るスピードという大前提は忘れずに) だけどせっかくワンユニットになっても腰を切ったり腕っぷしで何とかしようとしたら途端に通常の力に戻ってしまう💦 特に俺は左腰を捻る癖が強くて身体を回転させると腰が捻れてテンションが溜まってしまう。 他のワークでも言える事だが一気に距離を稼ごうとしてワンユニットの枠組みを外れた動きになってしまうのだろう🤔 俺の動きを見た大西さんがもっと「小刻みに動いたら」とアドバイスをくれだが結構この腰で切れる問題はあるあるみたいで 一度ワークを変えてパートナーに腰を掴まれた状況からワンユニットで振り回して動くワークや数人で固められた状況からワンユニットで振り回すワークをしたら腰の繋がりが改善されてきた❗️ こんな風に参加者共通の課題をあぶり出して適切な形で解決の手がかりを提示していく大西さんの指導力にはいつも舌を巻く。 みたいな感じで今回も素晴らし過ぎる学びを得られました。システマ大阪の皆様ありがとうございます😊 という訳で月曜日の内容のキモとなるソロワークをこの場でシェアさせて頂こう(毎度のことワークの不出来はご容赦ください🤲)

      • ザイコさんの教え 2024

        今回は名古屋にて武術の達人ヴラディミアザイコフキー氏(以下ザイコ)のセミナーへ ザイコは現在システマを離れているが5年ほど前、システマを始めて1ヶ月もたたない頃に参加して当時は何がなんだかわからなく度肝を抜かれっぱなしだった💦 去年から来日されているが去年は家族行事にて参加出来ず。今年こそはと5年ぶりのセミナー この5年の学びでザイコも自分もあの時とどう変わったのか今から楽しみ過ぎる😊 仕事もあり全4日に渡る後半2日からの参加だが 始めに3日目から参加の人をザイコが呼

        • システマ東大阪にて

          週末の朝カルシステマにてシステマ大阪代表の大西さんに投げて貰って肩が整ってからの今日はシステマ東大阪にて中尾 太勇さんに日頃気づかない様な心身の癖を教えてもらい自己修正できる様なワークへと しかしながら対人しかもコンバットやナイフになると恐怖が先走ってテンションで解決しようとしてしまう自分がいるなぁと😅 色んなワークをシャワーの様に浴びるか一つ自分の中でコンセプトを決めてやるのがいいか模索している自分がいるがもし後者でやる時や煮詰まってしまい立ち戻る基準みたいなのをあどう

          システマ時々出稽古

          週末のシステマにてシステマ大阪代表の大西さんが「ある状態」になって座ると全然持ち上げられなくなるみたいなワークをみせてくれたので 「いやいやコッチは介助のプロですよ今まで100キロ以上の要介護5の人も動かしてきたし😎」 と専門職の意地とプライドをかけて挑戦してみたが面白いくらいに見事に撃沈した🤣 よくある急に身体が重くなってとか地面を揺らされる感覚ではなくて純粋に足に力が入らない💦でも決して不快なワケでなく何故か寧ろ心地よい😇 「何でこんな事が起きるのか」と不思議で仕

          再生

          たかが呼吸されど呼吸

          昨日のシステマにて自分の呼吸を知る為に色んなワークがあったみたいだが仕事にて遅れての参加💦 昔、システマ大阪代表の大西さんに「吸うのが上手くない」と教えてもらってから何が駄目なんだろう❓と考え続けて早数年。でも吸うといつも頭が詰まる感覚がある。 その時肺には空気が溜まるが全身に行き届いておらず「吸う」という行為自体が余計な緊張を生んでいるのだけは良くわかる。 そんな時に吸う時に背中を丸めずにお腹が緩んでいるかというチェックポイントを教えて貰い、インストラクターの浅野さんからも胸郭を動かさずに全身に呼吸を通せるかという基準を目安にワークしたら全身に呼吸が通る感覚が少しだけ掴めた様な気がする この呼吸が出来たら外側に緊張が残らない状態になり色んなワークが出来るようになるみたいだがお腹を緩めた時に背中が固まる様に身体のあらゆる場所でテンションが頭隠して尻隠さず状態になっている 😅 そんな際に全身のテンションを中にしまうワークを教えてもらったのでシェアさせてもらう事にしよう。 最初形だけは上手くいった感じなので大西さんに確認してもらったら足のテンションが残っていて背中に重さが伝わっていないとの事だった。 本当に足や背中のテンションをしまいながら動いていくとパートナーに背中を支えてもらった際にパートナーは重さの余りに支えられなくなるのがチェックポイントなのでパートナーがいる人は是非試してみるべし❗️ その際、インストラクターの中尾さんに背中で流れを止めている事を教えてもらいまさかこんなトコに伸び代があるのかとびっくりした🫢 ココから先は単なる推測だがこの全身のテンションをしまう事で脱ぐ動きやネガポジ反転が起こるのではないかと考えているがその辺はまた練習しながら確かめていこうと思う。 その後再び自分の呼吸を観察すると頸椎を屈曲させ胸椎が動かずに流れが止まっていて緊張が頭に残る印象がある。しかし腹が緩む事で胸椎や頭の流れも良くなるし多分この辺の滞りが改善されたら吸うのも上手になるだろうしビビリ癖や頭の悪さもマシにはなってくれるだろう知らんけど🤣 システマ大阪の皆様、今回もありがとうございました❗️システマに限らずあらゆる動作の基本のキともいえる呼吸もまだまだ伸び代しかない😎

          システマと原始反射について思う事

          システマ創始者ミカエルのストライクや姿勢、テイクダウンを観ているとPT学生の頃に学んだ原始反射の動きに似ているなあとつくづく思う様になってきた。 そして昨年末からシステマ大阪で学んでいる「脱ぐ」を突き詰めながらスクワットやエスケープやストライクをやっているとやはり原始反射の動きになってくる。 システマでは「頭バケーション」と言われるくらい大脳を過度に働かない所にミソがある様に思うのだが多分大脳を抑制する事で脳幹の働きが相対的に高まる結果なのかなぁと勝手に解釈している🤔

          システマと原始反射について思う事

          盛大な勘違い⁉️

          先日のシステマは「脱ぐ」感覚でプッシュアップやスクワットの後テイクダウンやストライク。システマ大阪代表の大西さんはこちらの防御の動きさえも脱ぐ動きに利用してストライクに昇華してしまう。そうするとコチラは防御もヘチマも無くなるのでズルいとしか言いようがない🤣 その後手の甲の骨の間(中指と薬指の背側骨間筋らへん)や爪をグリグリ 足も同じく甲の骨や爪をグリグリする地獄いや至極のマッサージタイムへと🤗 すると身体の繋がりがめちゃくちゃ感じやすくなりソロワークも対人ワークも格段に

          内臓から強くする呼吸法

          先日のシステマは身体を圧迫されても呼吸が通ると動けるようになるという事を再確認。 最近大阪で学んでいる「脱ぐ、肩と腕、腰と足」も基本は呼吸が通った状態ありきでないと上手くいかない事を改めて勉強できた。 更に進めば神経の働きで更に動きがバージョンアップされるだろうがそれは今後の課題にしよう😅 その後マッサージを通じて呼吸の通る状態や全身の繋がりを勉強してはみたものの。 やはり筋力でやると相手のガードに阻まれるが 呼吸が通った状態で自分の体重を使うとその重みに相手の内臓が

          相手に情報を漏らさない為の身体づくり

          昨日のシステマは少し遅れてからの参加にて。参加した時の内容は「肩で肩を回す」 背中と肩を繋がずに分離させて動かすと肩甲骨〜上肢の力を伝える事が出来る様になるが大抵の場合は悪い意味で背中と肩が繋がった動きとなる。足で言えば骨盤が肩甲骨で下肢が上肢みたいなモノだろう その肩が分離した状態でプッシュや打撃やテイクダウンやナイフワークへと移るがキチンと肩が分離していたら面白いくらい肩と腕の力を相手に伝えられるが、いかんせん手先や肘の感覚が強いと悪い意味で全身が繋がり出して普通の力

          相手に情報を漏らさない為の身体づくり

          動きに動かされて動く

          先週のシステマから肩(健康上腕関節)のみを動かす事や腕と胴体を分離させる事の難しさにビックリして仕事含めて「俺は今まで何をしていたのかしら」と少し凹んでいたけれど💦 昨日のシステマで腕を捻じられる際、肩周りのテンションを抜くと寧ろ捻った方に力が返るというめちゃくちゃ面白体験をした。 まぁ確かに腕を捻じられた時、咄嗟に肩や胸を固めて捻じられない様に反応してしまうモノだけど、肩のテンションが抜けるとテンションは手の末端に移動して末端のテンションに相手は反応しているのだろう🤔

          開めく経路

          今回のシステマはヤングマスターのダニールやシステマ大阪代表の大西さんに感じた空気感の獲得をオーストラリアキャンプから帰国された大西さんが身体操作の視点からわかりやすくシェアしてくれた❗️ 大西さん曰く大阪のダニールセミナーでダニールが寝返りを打つ時リラックスや連動で動いておらず背中からの動きで手がついていっていたとの事。 最初の方は「手袋を脱ぐ」と言う言葉に釣られて手から動いていたけれどこの背中から動いて手がついて行く動きを使うと何故だかはわからないがどうやら「経絡が開き

          より自由により面白く

          前回のシステマは東京ダニールクラスのシェア❓でありがた過ぎる事にマッサージからのスタート。首、背中、頭、腕、体幹、足と全身を押し込むのではなくテンションを流す。 何より力を入れる所で動かさないは目から鱗の視点だった。 マッサージはもちろんのことシステマを通じて身体の仕組みを学ばせてもらうが未だに「何でこうなる❓」とわからない事ばかりで面白い🤣 ガッツリマッサージを受けて全身の流れ良くなってから腕立てのポジションや色んなワークを経て「何処で流れが滞りやすいのか❓どうすれば

          ダニールリャブコ スペシャルクラスVol.2 in大阪

          今回のシステマは週末行われたシステマヤングマスターことダニールリャブコ氏のセミナーから引き続きのスペシャルクラス。 上手いこと仕事が早く終わったので少し遅れるも参加が出来て何より🤗 というのもセミナーでダニールと組ませてもらって感じた何かわからないけどなるべくしてそうなってしまう(あの感じ)をもっと身近に体感できる大チャンス❗️ 内容は殆どがセミナーで行われた内容を踏まえた上でのテイクダウンまで。今回のスペシャルクラスでも「自分の動きを学んで、リラックスが大事」と何度も

          ダニールリャブコ スペシャルクラスVol.2 in大阪

          ダニールセミナー2023 in大阪

          今週末はシステマ創始者ミカエルのご子息。ダニールリャブコの大阪セミナー 初日は後半戦からの参加だったが2日目はセミナー前から九州から来られた方々とどガッツリフィジカルの基礎鍛錬。 システマ肥後のインストラクター元島さんから学んだ体幹をはじめとする全身を練る方法 北九州の安河内さんから学んだ足の体重の掛け方と合わせる事で呼吸はめちゃくちゃ通るし何よりトラウマだった腹部への打撃に対する恐怖心がめちゃくちゃ緩和されていてビックリ❗️ とセミナー前からセミナー級の内容を教えて

          点ではなく線で動く

          今回のシステマは人を飛び越えるという練習から 高さが出たり着地点近くに顔があると「間違えて顔踏んだらどないしよ」とか勝手に色々考え出す。 するとなんでもない様な距離や高さでも飛べなくなってしまうけど頭によぎる想いを解消した流れを使うと比較的楽になった 飛ぶ時も状況吸収しようと確かに状況に飲まれるか状況からパワーをもらうかでは同じワークをしても結果はまるで違うものになる また飛び箱の要領で人を飛び越える時のコツは実はストライクのコツと同じで背中のS字と肩の位置を決めてコ