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変わり続けてく、町並みのように・・・


浜松市中区から天竜区へと引越しをした。

家は持ち家だったが、土地を借りていて
地主さんからの「立ち退き要請」に従って越したが
引越しの準備を「たまたま一人で」行っていた父が倒れ
打ち所が悪く、頚椎を損傷して両手両足を思うように動かせなくなった。


「障害」のせいもあって、職に就けていなかったボクは
父の入院で、暮らしが困窮してしまった。
引越し準備金が「120万あまり」あったが、徐々になくなり
障害年金だけでは、暮らしていけず「生活保護」を頼るようになった。


それまでは、「父の年金」と「軍人恩給」で暮らしてきたが
入院費に15万かかり、ボクの手元には1銭も入らなくなったからだ。


いまになって、職探しにちからを入れているが
「過去の職歴の短さ」「精神と生まれつきの障害」「継続することが苦手」
などの理由により、就けるのは「しばらくあと」になりそうだ。

noteで知り合った休職中の女性に
「ボクのほうが先に職につく、絶対に負けない」などと書いたが
ボクが負けるのは、「ひをみるより、あきらか」といえる。

あくまで、彼女の「やる気を引き出そう」と思い
そんな言葉を書いたが、それはそれでよかったと思っている。


引越し後に、元の家を訪ねていくことはなかった。
「家を壊し、新たな建物を建てること」は地主さんから聞いていたが
嫌な思い出も、たくさんあった我が家のことは考えようとしなかった。

近くまで行っても、あえて寄らないようにしていた。


築60年を経過していた我が家。

「台風が来ると雨漏りがする」「そのたび木を打ち付ける」
「冬はすきま風がよく入る」「車が通るだけで揺れる」
「風呂屋をやる予定で建てたので大黒柱がない」
「二層式の洗濯機しかない」「ゴキブリがたくさんでる」

そんな家だったが、それはそれでよかった。


先月、近所の人に借金するために、引越し後初めて近くまで行ったが
建物は壊され、更地から基礎工事が始められていた。
マンションが建てられるようだった。


天竜区で暮らすようになったあとも、中区に行くことがあったが
「竹内まりや」さんの「シングルアゲイン」の歌詞のように
「町並みは、変わり続けて」いた。


ある程度都会なら、それも当然のことだろう。
ボクはむかしはそれを感じずにいたが、「離れて初めて」感じました。


「思い出も、失われてしまうものなんだ」と思いました。


「シングルアゲイン」では
「変わり続けてく町並みのように、元には戻れない若き日の二人」
とあるけど、若くなくても元に戻れない恋人たちもいるでしょう。

「機動戦士ガンダム」でも、「死にゆく、ララァ」が「アムロ」に
「人の心は変わっていくものなのね」と言いました。


町並みも、人の心も変わってしまうものなのです。


悲しいことなのか、それは人それぞれでしょうが・・・









ブルーライト浴びすぎてないですか? ファミコン1日1時間、パソコン1日好きなだけといいます。 そんなに書けないけど・・・また読んでください。