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彼女の心を盗んだのは奴だったけど…。

『ルパン三世カリオストロの城』といえば、銭形警部の名台詞である「奴はとんでもないものを盗んでいきました…あなたの心です。」で有名ですが、石川五ェ門の有名な台詞である「今宵の斬鉄剣は、一味違うぞ。」も、この作品で使われたものなのです。

『ルパン三世カリオストロの城』は1979年12月15日に公開されたモンキーパンチ原作のアニメである「ルパン三世」の劇場映画の第2作目であり、宮崎駿初監督作品なのです。

公開前のキャッチコピーは「前作をしのげないなら2作目を作る意味がない」「巨大な城が動き始める!影の軍団が襲ってくる!」「さらにスピーディーに!さらにスリリングに!さらにスッとボケて!」「生きては還れぬ謎の古城でついに巡りあった最強の敵!」

日本テレビ系「金曜ロードショー」ではスタジオジブリ作品と同じく現在でも定期的に放送されています。

宮崎駿さんは「ルパンや東映アニメーション時代にやったことの大棚ざらえ」と位置づけておられ、自らが手掛けた「ルパン三世第1シリーズ」(事実上のテレビアニメ初監督)のいくつかのエピソードも元ネタにしているらしいのです。

ルパン三世は、テレビ版第2シリーズや「ルパン三世VS複製人間」で着ている赤いジャケットではなく、緑のジャケットを着ているし、愛車もテレビ版第2シリーズのアルファロメオではなくテレビ版第1シリーズ後半に登場したフィアット・500に乗っています。
興行的には、前作には及ばなかったけど、後のテレビ放映により人気は高まっていき、宮崎監督の演出やレイアウト手法は、その後のアニメ業界に影響を与えることとなりました。


ボクが高校生の頃、演劇教室というものがあり、それは浜松市にある高校全校の生徒が浜松市民会館に集合して演劇を観ることになっていました。

ボクたちが観たのは「白い馬の物語」(だと思う)という演劇でしたが、演劇が始まる前にある舞台女優さんが挨拶をしました。


『ルパン三世カリオストロの城』で、クラリスの声を担当しました「島本須美」といいます。

当時は、まだ『ルパン三世カリオストロの城』の知名度は低く、ボクたちのようなアニメファン以外の一般ピープルには「何が始まったのだ」くらいにしか思われなかったみたいでした。


クラリスの心を盗んだのはルパン三世でしたが、我々浜松のアニメファンの心を盗んだのは、あなた(島本須美さん)だったのですよ。


ちなみに追記すると、その演劇には他にも大物が出演しておられたのですよ。

それは「竹中直人」さんでした。

彼はその頃から、演劇界では注目されていたようで、パンフレットには、彼が大きな写真で紹介されていたのでした。

(髪の毛はふさふさでした)

世間に認められたのは「笑いながら怒る人」の演技でしたが、それは今になっておもえば彼を売り出すための演出だったでしょう。


今振り替えると、ボクの高校時代は、いろんなことがあったのだと思います。

高校に入学した年には、母校の野球部が甲子園に出場し、ベスト16まで進出したし、負けた相手チームの投手が、その後日本ハムファイターズで大活躍することになる「西崎幸広」さんだったりと、です。


辰年の男は運が良い


これは従兄弟の嫁さんが言った言葉ですが、まさに運が良いのだと思います。


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ブルーライト浴びすぎてないですか? ファミコン1日1時間、パソコン1日好きなだけといいます。 そんなに書けないけど・・・また読んでください。