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何者かになりたい人へ

現代では、様々な生き方が選べる
とても良い時代になりました。
最近やたらと耳にする「アイデンティティ」など
ありのままの自分で過ごすことで、他人と比較せず
自分の感情に素直になる「自分らしさ」表現できる時代になりました。

ところが、自分が何者か?もわからないのに
どうやって「自分らしさ」を見つければいいのだろうと
正解を求めてしまうことがあります。

随時、SNSで他人の行動を常にチェックできますから
大学時代の友人がバリバ仕事をしていたり、
恋人と海外旅行に行ったりして毎日楽しそうに過ごしているのを
見てしまうと、平凡に暮らす私は?という風に他人と比較して落ち込んで
しまう事も多いのではないでしょうか。

やりたいことが見つからない
自分の強みがわからないのは当然のことなのです。
そもそも強みとは自分で探しても見つからないものだからです。
自分のことは、自分が一番よくわかっていると思っていますが、
実は自分が一番よくわかっていないのです。
自分の特徴を客観的に説明しろと言われても上手く答えられません。
また、強みとは他人との相対的なことでもあり、身を置く環境によっても
変わってしまうからです。

例えば、絵を描くのが得意な人がその強みを活かしてデザイン業界に入ったとしても、自分よりもっと上手い人が他にも沢山いたら、相対的に自分は劣ってしまうことがあります。

好きなこと、得意なことを仕事にすることは
とても良いことだと思います。
労力に関しても、苦手なことよりも得意なことの方が効率がいいです。
しかし、好きなこと、得意なことが満足度に相関していることとは別問題だと考えています。

自分の強みや特性を知るために適職診断をした経験があるかと思いますが、
得意なことが満足度につながるためには、環境によっても変わってしまうのです。

何者かになりたいのであれば、自分の強みが相対的に評価されやすい場所で戦うという土壌選び(ポジショニング)がとても重要なってきます。

自分の強みや特徴で仕事を選ぶのではなく
自分の満足度で選んでみてください。

#517 2023/07/16

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