“味わえる”思い出を。
こんにちは。
関東も梅雨が明けました。
夏休みも始まって、まちが賑やかになった気がします。
会社員を辞めてから、生活を朝型に切り替えているのですが、
早起きのモチベーションになっているのが朝カフェ。
ウォーキングコースの途中に朝5時からオープンのカフェができて、
そこに通って朝仕事をしています。
(もはやウォーキングしに行っているのか、カフェ目的なのか…)
今日は、そこで出会った素敵なエピソードとともに、
思い出を味わうこと、について記録したいと思います。
1.思い出を“味わう”こと
以前書いた投稿の後半で、旅のキロクについて触れました。
日々の通り過ぎていく日常も、特別な非日常も。
いろいろな思い出が刻々と積み重なりますが、
その思い出を「味わう」時間が
過ごす時間をより豊かにしてくれると信じています。
残すことで、いつでも、何度でも、あの瞬間、あの日々を味わえる。
でも残すって、なんだか面倒だし、整理するのも大変。
日々の記録は写真はスマホでたくさん撮ってます!
けど、同じような写真が何枚もあるし、
フォルダに入りっぱなしで容量もヤバい。
気になってはいるけど、
時間がなくて、日々が飛ぶように過ぎていく…
(記録が趣味の私でも、余裕がない時は、
めんどくさいモードにすぐにスイッチ入ります。)
でも、
モヤモヤと気になったまま過ごすのも、気持ちが悪いですよね。
そして整理してしまえば、
すっきりするだでなく、
過去の思い出も振りやすくなり、何度も味わえるものに。
日常キロク製作所では、そんな思い出整理のきっかけや、
整理のツールを提供していけたらと思っています。
2.思い出の「カタチ」
話は少し飛びますが、冒頭の写真にも掲載している刺繍のトートバック。
朝カフェで出会った、素敵な佇まいのご婦人がお持ちになっていたもので、
素敵ですね~!と、つい声をかけてしまいました。
昔から手仕事がお好きらしく、
自分でビーズや糸を刺して制作したものだそう。
デザイン違いで10個くらい作ってあるものを、
代わる代わる丁寧に使い込んでいるようでした。
「十数年前に作ったものもあるし、何回も洗濯もしちゃってるけど丈夫なのよ」
と笑顔でおっしゃっていましたが、
とても丁寧に縫い付けられているので、古い感じはまったくせず、
色使いもデザインも、本当にうっとりしてしまうほど。
「私はデザインはできないから、夫が下絵をかいてくれたの。」
とも、教えてくれました。
旦那さんは他界してしまって、新作が作れないのが残念、とも。
裏側にあるストーリーにも、とても感動してしまい、
思わず写真にとらせていただきました。
(掲載の許可も頂いております)
このバックを使いながら、旦那様のことを想い、
身近に感じてらっしゃるのではと、勝手に想像して涙が出そうになり…。
こんな思い出の形、絆の残し方もあるのだなあという気づきと、
普段使いのものに残された思い出を、毎日味わう良さもいいなあ…と、
心がじんわり温まる出会いでした。
3.思い出を「記録」に残して味わう
日常キロク製作所が現在取り組んでいる
「家のお守りBOOK」は、
当たり前の日常として過ごしていた日々を、
・引っ越し
・家の解体
・お店をたたむとき…
などの、日常が切り替わる節目をきっかけに
家やまちの視点を入れて、ギュッと記録に残す
あなただけの思い出BOOKです。
大きなイベントごとより、
「日常」をほどよく、コンパクトに記録することに重きを置いて
振り返りやすい(=味わいやすい)一冊を、オーダーメイドで作ります。
・ワークシートの準備
・じっくりヒアリング
がセットになっており、整理しやすいよう工夫しています。
自分でも、祖母の家解体時のお守りBOOK を作ってみて
思い出を何度も味わい、家族で振り返り見るたびに、
忘れかけていた新たなエピソードも出てきて、
作ってよかったなぁ…と、心から感じています。
(製本しないでファイル綴じになりますので、
新たなエピソードも随時追加編集可能です)
思い出整理は、やり始めれば楽しいものです。
そして1つまとめてみたら、整理する癖がつけやすくなります。
家のお守りBOOKは、人生で数回、そう多くは訪れないであろう
日常が変わる節目での制作になります。
きっかけの一つとして、
是非、引っ越しや建物解体時に、
思い出していただけたら嬉しいです。
貴重なお時間割いてお読みいただき有難うございました。
また来週、お会いできたら嬉しいです。
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