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菜種梅雨と植え付け延期

強い風が雲を吹き飛ばしたのか、
ようやく青空が見えてきた。
今回は長かった。
本物の梅雨のような4日間。

先週土曜日、彼岸明けの23日からずっ~と、
ただの一度も晴れ間がないだけでなく、曇りですらなかった。
こんなに長く雨が降り続くのは珍しい。

特にこの時期、菜種梅雨とはいうものの、
今までほとんど梅雨というほどの雨ではなく、
乾燥した冬のカラカラ大地に恵みの雨、
草木を一斉に目覚めさせる栄養剤みたいな雨だった。

この春は台風のような激しい風雨が続き、
春雷というにはあまりにも酷い雷鳴に家も揺れた。
大きく膨らんでいた桜の蕾も縮こまるような雷。

桜の咲き方も一様ではなくなった。
ソメイヨシノの標本木はまだ開花していないが、
既に山桜は満開になって、散り始めている木もある。

例年桜の開花宣言があるころに、ソメイヨシノが咲き、
そのあと山桜が山を薄桃色に飾り、
美味しそうな八重桜がしんがりを務めるように順に咲いていた。

そう、桜は4月だった。
3月の菜の花が終わるころ、春夏野菜の畑を準備し、
春分の日のじゃがいもを皮切りに桜の進展とともに、
順次植え付けを開始していた。

今年はジャガイモを植えるか迷って、まだやめておいた。
あのとき植えていたら、この長雨で種芋が腐ったかもしれない。
本格的な仕事始めは4月にずれ込みそうだ。

なにがとはいえないけれど、
なんとなく肌感覚として不穏な気配が感じられるこの頃。

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