O-mitsu

22年間勤めたマスメディアを辞め、日本海側の地方都市へ移住。現在は教育関連の仕事に従事…

O-mitsu

22年間勤めたマスメディアを辞め、日本海側の地方都市へ移住。現在は教育関連の仕事に従事。ライフシフト・移住・ジャーナリズムについて、つれづれなるままに。

最近の記事

会員制クラブTOKYOから退会完了

久しぶりに東京へ。 地方暮らしにすっかり慣れてしまい、人の密集ぶりに酔いそう…。 今回の上京の目的は、”会員制クラブTOKYO”からの正式退会とでも言おうか。あ、そういうクラブが実在しているわけではなく、私が勝手に名づけた大都市生活システムの総称。 去年、思い立って会社を辞め、地方に移住&転職したのだけど、ようやく1年近く経って自宅を引き払う目処がついた。これで、かれこれ大学進学以来四半世紀近く住んだり働いたりした(地方転勤してときどき本社と行き来したことも含む)東京と、

    • ”呼びかけ”の変化の裏にあるものは

      新年早々、能登地方を中心に起きた大地震。あまりの出来事に、胸がつぶれる思いだ。被災された方々に、一日も早く平穏な時間が戻ることを心から祈っている。 テレビを通じて情報収集をしていたところ、おや、と思うアナウンスがあった。避難所のトイレについて、注意点をNHKの男性アナウンサーが以下のように呼びかけたのだ。 他の注意点とあわせてさらりと伝えていたが、「犯罪被害」とまで踏み込んだ表現をするようになったのはいつからだろうか。X(旧ツイッター)でも、同様の驚きをつぶやく投稿がみら

      • マスメディアを辞める女性たち

        なんだか多いなと思っていた。自分も含めてだが、マスメディアを辞める女性が。なぜだろうと思っていたら、こんなnoteに出会った。 「生活ニュースコモンズ」とは、マスメディアを辞めた女性記者の方々が立ち上げた記事プラットフォームだ。インドのドキュメンタリー映画「燃えあがる女性記者たち」の上映の際に生活ニュースコモンズの記者が登壇したトークショーでは、ジェンダー平等が進む世の中において、変われず取り残されてく日本のマスメディアの現状が語られている。ここで話されている内容は、業界に

        • 『魂の退社』 (稲垣えみ子) #地方移住した私が読んできた本の話②

          本で振り返る、私のライフシフト、第2話。 第1話はこちら↓。よかったら。 『魂の退社』(稲垣えみ子・著/東洋経済新報社) そもそも私の中に「会社を辞める」という選択肢自体がひょっこり現れたのは遡ること7年前。朝日新聞の名コラムニストが記したこの本がきっかけだった。「50歳で会社を辞める」と思い立ち、実行に移すまでの記録。 当時私は東京に家族を残し、地方に単身赴任中。久しぶりに東京に帰省する新幹線の道中で一気に読み、価値観がごっそり入れ替わったような、爽快な気分になったこと

        会員制クラブTOKYOから退会完了

          "会員制クラブTOKYO"を抜けて地方移住した私が読んできた本の話。 #1冊目『女フリーランス・バツイチ・子なし 42歳からのシングル移住』

          ことし、20年以上勤めたマスメディア企業をやめて、かつて勤務していたとある地方に移住することにした。 退職って会社員にとっては大きな決断。いきなり「そうだ!やめよう」と思ったわけではなく。徐々に徐々に「そんな選択肢もありかな?」「いやいや、でも・・・」という気持ちの揺らぎを数年かけて繰り返し、あるとき霧が晴れて目の前に一本の道がひらけたような感じ。 その道中、さまざまな「本」との出会いがあった。それらを軸に、ライフシフトの過程を振り返ってみようと思う。誰かの旅のお供になれば、

          "会員制クラブTOKYO"を抜けて地方移住した私が読んできた本の話。 #1冊目『女フリーランス・バツイチ・子なし 42歳からのシングル移住』