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みみみの記録① 拒食ダイエットの後遺症

わたしが過食症になったきっかけは、ふと決意したダイエットです。

うたの☆プリンスさまっ♪が大大大好きなわたしは、伝説のライブ『プリライ』への参戦が決まり浮かれていました。

そこで周りにとある宣言をしたのです。

わたし、プリライまでに10キロ痩せる!

もし痩せたらドレス、無理だったらおにぎりの着ぐるみで参戦する!!!

プリライまでのタイムリミットは3ヶ月ちょっとでした。

わたしは1ヶ月に3キロのペースで体重を落としました。
食べるものを徐々に減らして。

ちょうど2ヶ月がすぎた頃、わたしはまともな食事を摂っていませんでした。

食べたもののカロリーは全て記録し、体重は朝晩に一回ずつ測定、1日の総摂取カロリーを800以下に抑えていました。

そのダイエットが異常だなんて全く思っていませんでした。
毎日減っていく体重に優越感を覚えていました。

結局当日は可愛いドレスを着て、世界で1番自分が美しいくらいの気分でライブを楽しみました。

地獄だったのはその後です。
拒食ダイエットで飢餓状態になったわたしの体は、難聴と貧血を頻繁に起こすようになりました。

何を食べていいのかもわからず、今まで禁止していた甘いものを食べようとコンビニに走りましたが、勇気を出して食べられたのはガリガリくん(ソーダ味)1本だけでした。

1日中頭の中は食べ物のことだらけでしたが、少しでも食べたら太る恐怖に支配され、まともに食べられない日々を送りました。

そんなある日、ツイッターで過食症の方を見ました。
大量に食べて吐くことで痩せた体系をキープするというものでした。

私は自分の悩みが解決したような気がしました。
そうか、沢山食べたら吐けばいい、と。

こいつヤバイなという声が聞こえてきますが、

痩せていることが何よりの価値。
痩せていれば誰からも好かれる。
痩せていないわたしはゴミ同然。
太るくらいなら死んだほうがマシ。

と、当時は本気で思っていました。

だから、『そうするしかなかった』のです。

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