紛れもなく、他でもなく、この僕でした
君とこの手も結べない男に どんな願いを結べるというのだろう
君の気持ちに応えられない男が 誰の期待に応えられるというのだろう
片付けてくれたのは 心の中と部屋の中
ドアノブやスニーカー 重りを取ってくれた人
僕の心の 穴ぼこを埋めるために 君の心に一体いくつ穴を開けたのだろう
「君はひとつも 間違ってはいないんだよ。」 そんな言葉を 僕はいくつ否定したのだろう
都会のせいだよね 君に気づけなかったのは
都会のせいだよね 君が涙しているのは
分かりきっているだろう 泣かせ