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【人事評価の未来(第9回)】サッカー選手のKPI:ボランチ編(ワールドカップ日本代表スペシャル)

守田英正さん。背番号13。ボランチ。テクニック溢れて玄人が好むプレーヤーです。今回のワールドカップでは体調がすぐれない時期があり、で遅れましたし、残念ながら、守田さんの凄さが世界に知れ渡る機会にはなりませんでした。

大阪府高槻市出身、高槻清水FC(高槻市立清水小学校)、高槻市立第九中学校では全国大会3位、その後、金光大阪高校に進学。サッカー部で大阪ではそこそこの成績。しかし、プロ選手になるという決意で流通経済大学へ。そこで守備力と体を鍛え、大学トップレベルの選手になりました。練習でのレベルの高さに衝撃を受け、川崎フロンターレに入団。チャンスをつかむと、活躍して、代表入りです。その後ポルトガルに行き、ついにスポル ティングという名門クラブにたどり着きました。運動量が豊富で、足元がうまく、守備が強い、完璧なボランチになりつつあります。

かなり勝気で、強面の男であるのですが、自分が言うように忘れ物も多く、(運転免許問題で)やらかすこともありました。高校時代大阪の強豪のそこそこのプレーヤーであったのですが、全国レベルでは活躍できませんでした。プロになるという夢をもち、その覚悟をもって、関東の名門の流経大での挑戦を選んだ男です。流経大では「彼女作らないルール」をまもり、大人数のサッカー部内の競争に打ち勝つため、サッカーに専念したほど。テクニックと体力を鍛えました。

金光大阪高校、筆者撮影

ボランチの役割、KPIとは?

ボランチと言うと
・デュエル数
・ボール奪取数・インターセプト数
・タックル成功率
といった中盤での守備の業務・タスクが重視されるところです。とはいえ、攻撃も大事です。

・決定的なセンターリング数・パス数
・アシスト数
・ドリブル成功数・率
・ゴールの起点となった数
・ボールキープ率
・ボールキープにおいてディフェンスを交わせる回数・成功率
といったところが攻撃の業務のKPIになるのかもしれません。守田さんは高校時代10番を背負う攻撃選手だけあって、ボールキープやテニックはなかなかのものです。守田さんは相手の裏をかくプレーが得意のようです。

MFとしての業務

MFとして中盤の選手ですから、ボールをキープする・攻撃に向けボールを前に動かすというプロセスにおいて、以下は業務管理指標になるでしょう。相手をいなしかわし、ボールキープして仲間のあがりをまつ、ためを作るわけです。

・狭いスペースでもターンで前を向ける回数・成功率
・自己範囲内トラップ率(ある程度の範囲内に収められた割合)
・決定的な場面における的確なタイミングをとった割合

といったところです。MFとしての基本となるタスクとして、
・パス成功率
・ミスパス率
・ボールキープ成功率
といったプレーの基本であるつなげること、正確なミスのないプレーが求められるのでそういったところは、MFとしてのベースとしての指標になるでしょう。成果と言うより、活動指標、品質管理指標のような扱いになるでしょうか。

高槻市広報誌

ただし、やはり、KPIとしては、
・デュエル数
・ボール奪取数・インターセプト数
・アシスト数
あたりが
仕事の「成果」「実績」「業績」に関するKPIになるでしょう。世界的選手への飛躍を期待したいです。

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