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2022年振り返り【前半】

この一年を振り返ります。

2022年、私には激動の一年だった。
前半の半年は、家族のことで
目一杯だった。

【1月】
子供の大学受験のため
感染症対策を徹底していた。

子供の大学入学共通テスト。
『魔の数学』(平均点40点以下)
に精神的にやられてしまい
隣の席の子が試験中に
泣き出してしまうハプニングもある中、
子供自身も数学はおろか、
次の時間に予定されていた
得意な理科二科目も精神的打撃を受け、
散々な結果となる。

平均点から第一志望は厳しいだろうが、
みんな同じ条件のはずと揺るがなかった。

年末に大幅な志望変更を決意していたが
滑り止めは一切受けないと
本人に言われ、親は浪人を覚悟。

毎晩22時過ぎまで塾の自習室にいるので
毎日送迎に行っていた。

【2月】
そのまま子供は私大入試へ。
滑り止め大学は受験せず
実質、私立の第一志望一本で臨むことに。
私大は受けた大学は奇跡の合格。

担任はおろか学年担当の先生たちが
小躍りしながら即興コントをしてくれる
くらいには喜んでもらえて、
本人も嬉しかった様子が忘れられない。

国公立入試前。
国立大学を受験に移動する日は、
交通ダイヤが大きく乱れ、
学校の担任から心配の電話が来る。
子供を応援してくれる姿勢に胸が熱くなった。
思わず泣きたくなった。

一方で
入試前日昼過ぎ。
末期がんのため在宅看護で家で過ごしていた
同居の義父が転倒し肋骨を骨折し
入院となる。

緊急連絡先が私になっていたので
呼び出されるが…
私は子供の受験で北海道滞在で
どうにもならなかった。
単身赴任の旦那を呼び出して対応してもらう。

義父は、入院中はせん妄を起こして、
個室入院に。
『とにかく家に帰りたい』の一心だった
様子で、
面会が許可された時には
「俺は今から脱走をするんだ」と
言い張っていた。

【3月】
子供が高校を卒業した。
私にとっては大きな区切りだった。

進学先は国公立にはご縁はなかったものの
志望した私立大学には進学が決定した。
希望していた寮にも入ることができ、
束の間の休息にはいった。

義父は骨折したところが
骨がついたところで退院し、完全在宅看護に。
介護士さん、看護師さんと隔日で入ってもらい
毎日誰かしらからケアしてもらうことになる。
せん妄は落ち着いたが、
入院前より状態は確実に悪化していった。
いつ何があってもおかしくない
という状態で過ごしていた。

3月下旬
家の庭の桜が綺麗に咲いた。
義父の寝ている部屋の窓から
桜が見えるように、
枝を切り、外に置いた。
この春は長く桜が咲いたように思えた。

【4月】
子供が進学先に旅立つ。
庭の桜が綺麗に咲き誇っていた。

義父の状態は低空安定の日々で、
子供の入寮に関する手続きも
私が付き添うが
2泊3日の短期滞在ですませて、自宅戻る。


4月下旬
義父の容態が悪くなり、毎日のように、
主治医が訪問診療にくるように。
意識も混濁してくる。
食事も水分もとるのが難しくなり、
強い低気圧が過ぎた夜、
家族みんながいる中、穏やかに逝去。
真夜中に主治医がきてくれた時には
私も泣きそうだった。
先生、真夜中にありがとう、だった。
(末期がんでがん自体の積極治療をやめてから
緩和ケアの主治医には1年間お世話に
なった)

怒涛の通夜、葬式だった。
こんなにも決めることが多いのかと
びっくりした。

子供は大学の都合でどうしても戻れず
(実習があり、休んだら単位を落として
しまうものだった。忌引ならなんとか
なったかもしれないが、大学も始まって
すぐだったため誰に何をどう言っていいか
わからずだった)

お葬式には子供は祖父へ、と
手紙を代読してもらった。
その場にいた和尚さんが号泣していて
びっくりしてしまった。
子供は祖父とは小学校一年から
同居しており、
仲の良い祖父と孫だったと思う。

【5月】
連休は義父の事で
色々整理をしたりした。

子供も慣れない生活の中、
たくましく大学生活を送るように。

ご縁がなかった国公立大学の成績開示がある。
めちゃくちゃ惜しい結果に
私が涙した。
(本人は過去のことになっていたらしい)
あと何人…って世界を目の当たりにした。
模試の判定より、自分の強い意志なんだな
ということも、子供を通して学んだ。

【6月】
朝起きたら声がでなくなっていた。
耳鼻科に行っても異常なく
精神科で「失声症」と、診断され
1ヶ月の休職と言われる。
なかなか声が戻らず…。

今振り返ると、
この時期に双極性障害の明らかな躁状態が
発現していた。
この時の私は声は出ないが、
精神的に絶好調な気がしていて、
元気に過ごせている…と勘違いしていた。

義父の四十九日が終わる頃から
相続などの手続きを始める。

2022年前半は
怒涛の勢いで過ぎた。

これからもよろしくお願い致します。