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精神科ナース、精神を病む。

私は看護師をしていました。
精神科一筋で10年以上頑張っていました。

私はおよそ2年半前くらいに、うつ病と診断されました。
今でも「うつ病ではなく、逃げたかっただけ」だと思っています。

「うつ病」の正体とはいったい・・・

こんなことを最近思うわけです。

私の看護師人生は割と順風満帆でした。
チャンスに恵まれ、他の人が経験し得ないことを若い内から沢山経験させてもらいました。色々な仕事もさせてもらえました。
若手のうちから色々な仕事をさせてもらっていたので、
病院内では目立っていたのではないかと自分でも思うくらい、順調でした。

「うつ病」と診断された2年半前の私は、病棟でばりばりに働いていました。
中間管理職となり、仕事量がスーパー増えました。
管理の仕事はやったことがなかったので、要領が分からず右往左往しました。

そんなとき・・・
一番信頼し仲の良かった同期が異動になりました。
ちょうど母親的存在だった師長さんが異動になってしまいました。

基本的に人を信頼しない私が、唯一頼っていた人が、
一人また一人と異動になることで、私は病棟内で頼る人が誰もいなくなりました。

何か愚痴を言いたくなってもグッとこらえました。
管理職が愚痴なんて吐いたらいけない、変な噂をされてはいけないと思ってとにかく自分の内へ溜め込んでいきました。


夏頃・・・異変がありました。
・ベンゾの量を増やしても眠れない
・食欲が出ない
・体が重い
・頭が重い、回らない
・「どうしよう」と常に思う
・自宅でPCで仕事をしなくちゃいけないのにPCが開けない
・そんな自分を責める
・「あれも出来ていない」「これも出来ていない」と焦る
・文章を何度読んでも、理解できない
・人から挨拶されても、声が出ないし挨拶したくない
・誰とも話したくない
・話している内容が理解できない
・仕事が明らかに遅いし集中できない
・テレビや音楽がうざい


ある日の朝、張りつめていた糸が切れました。

「もうどうでもいい」

「消えてしまえば、すべて大丈夫」

「人生終わった・・・」

仕事に行きませんでした。
次の日も、その次の日も、またその次の日も。

情けなかった。とにかく情けなかった。
誰がどんな慰めの言葉をくれたとしても情けなかった。

今、ようやく当時を振り返れるというか、何が起きていたのか整理できるというか。

私の経験が何かの役に、誰かの役に立ったらいいなと思って
書き連ねることにしました。

また私のこれらの経験をいつかどこかで話したい!と今本気で思っていますので、ノートを利用して書いていくことにしました。

講演的なことがしたいのです!
今の私の夢です。

また精神科医療について、精神科看護について等
書いていきたいなって思います。

読んでいただけると幸いです。
ありがとうございました!




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