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vol.1 赤いくつをはいていたねこ

港町に住む しましまねこのクックは
赤い風船を 追いかける赤い靴を履いた白ネコと出会いました。
白ネコは風船を追いかけているうちにすっかり迷子になってしまったと今にも泣きそうでした。

白猫に頼まれて クックは 一緒に風船を 追いかけました。
そうしてるうちに ふたりは すっかり仲良しになりました 。

赤い風船を捕まえた赤い靴を履いていた白ネコは
無事に自分のお家に帰って行きました。

少女塾様企画展 第廿二回
◆赤色紅色お伽色◆にて展示販売させていただきました

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私の 羊毛フェルトの作品
しましま猫 クックの 物語は
私が以前に 飼っていた 愛猫 クックが モデルになっています 。

クックほど甘えん坊 の猫はいませんでした。
2007年に 16歳で 星になりました 。
もっと一緒に 暮らせると思っていました。
クックを失った後は あれほど甘えん坊の猫だったのに
なぜもっと 一緒の時間を大切にできなかったのだろうと後悔ばかり 溢れました。
失って気がつくのは 特別なことではなく
ただ一緒にいる時間が 何よりも かえがたい 宝物だと いうことです。

生きていると やるべきことや 忙しいことがたくさんありますが 、あとで…ではなくて

今、少しだけでも 手を止めて
ただ 愛猫に寄りそえる幸せ。
私たち がこの世で 暮らせる 時間には限りがあるのですから。

これからは 羊毛猫作りながら
しましま猫の クックと 一緒に いくつもの冒険の 物語を紡いでいきたいと 思っています。
クックと出会う 色々な猫達を作りたいです。
時には猫以外の 動物たちと 出会うこともあるでしょう。
とても楽しみです。

おもちやばこ

www2.plala.or.jp/omocyabako/


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