見出し画像

会社にやられないための心得

4月なので新入社員がいかにして会社にやられないようにするかを考えてみる。自分の中での一般的な会社員を想定する。実体験だけというわけではない。

まずは、一日のサイクルに体を慣らすところからだろうか。準備運動のようなもの。

ブラック研究室などに所属していた学生であれば一般的な社会人とそう変わらない時間帯で活動をしていたことだろう。

毎日同じ時間に起きて出勤し、休憩込みで9時間程度拘束され帰宅する。

しばらくすれば、否が応でも慣れてくるとは思うが、最初の頃は新しい環境に馴染むまでなかなかキツイ。会社に行きたくない日ももちろんあるものの、大学生のように好き勝手には休めない。初期段階だと有休がない場合がある。

新人というか会社員として、長期間を過ごすうえで重要なのはメンタルと体力管理が大部分を占めると考えている。ただ、これは自分でコントロールするのがどうしても難しい場合がある。でも重要。

一般的な会社員は時間の切り売りで収入を得ていると思う。メンタルがやられて休職すると、風邪のように短期間で回復しないので収入を得る機会の損失に加え、一度メンタルがやられるとどこかで再発する可能性があるので、できるだけ避けたい。メンタルを守ることが最重要事項だと僕は考えている。

メンタルが衰弱していたり、持病などで慢性的に体調も含めて弱っている人にとって、そもそも一般的な会社員としての働き方は、残念ながら適してないんだよな。

能力とかやる気とかは、メンタル(と体力)に比べれば正直重要度は低いと思う。

一方で、自分が何のために働くかは明確にしておいた方がいい。働いている以上、多かれ少なかれ無理をすることが出てくるが、そこまでする必要があるのかは考えなければならない。無理をする場合のさじ加減が難しい。これは、実体験を踏まえて調整するしかなさそうである。

話を戻すと、会社員のサイクルに慣れるまでの間に、会社での自分での振舞い方を考える。ついでに、会社の自分の周りの人間のポジションと力関係(人間関係)などを観察したり、先輩に聞いたりして把握しておく。

会社でのー振舞い方としては、我を出し過ぎないのがいいと思われる。

会社でのし上がりたいと思っていたり、有能であることを誇示したかったりする人(実際有能である場合)は我を出したり、ある程度生意気な態度でもいいのかもしれない。ユニークな人は何かしらにじみ出てると思う。

そうでない場合は、あまり我を出さず、踏み込み過ぎず、ビジネスライクな関係でいいと割り切る。人間関係を深めるのはビジネスの場でなくていいだろう。

あからさまに、やる気がない様子を見せたり、手を抜いている様子を見せることは避けたい。悪い意味で目をつけられても特に良いことはない。

ネガティブな感情を出してもいい状況と相手を見極めれば、ストレスを発散できる場はあると思う。溜め込み過ぎるのは良くない。

メリットももちろんある一方で、人間関係をむやみやたらにひろげて自分から悩みの種を増やすことは避けた方がよさそうだ。コミュニケーション能力が高い人ほど人間関係に悩んでいるのかもしれない。

とは言うものの、完全に孤立するということは避けたい。最初の頃は、ある程度の協調性は意識した方がいいと思われる。同期とは無理に仲良くしなくてもいい。年が近い先輩などがいればその人と仲良くしておいた方がいいとは思う。仲良くとまではいかなくても会話が気まずくないぐらいの関係性で十分。

いかにメンタルがやられないようにするか。これにつきる。

人間関係というものが、自分の中ではメンタルがやられる原因の中でかなり上位ではないかと考えている。

僕自身、上司に相談しづらい状況が続いた時はかなりまいっていた。連日の残業で寝不足だったので頭もあまり働かなかった。なんとか乗り切ったものの同じ状況には陥りたくない。慣れとかはなく嫌なものは嫌だ。

その時は、単純に上司と話したくない気持ちが強かった。こちらの一方的なものかもしれないが、そもそも話しかけづらい雰囲気があった。

そういったこともあって、僕は後輩などから話しかけやすい人物であることを多少は意識した言動をしている。関わったことが無い人からはそうは見えないと思うけど。

職場の人間関係なんか運ゲーなので、どうしようもないのだが、明らかに理不尽なものは、我慢とか遠慮はせずに誰かに相談する。相談できない環境であればいっそのこと辞めたり休職を検討する。

自分の身は自分で守るしかない。そのためには人を頼ることもあるだろう。それは恥でもなんでもない。自衛のための行動だ。

人間は子どもの頃から何かしら我慢して生きているので、大人になってどうしても我慢できないことからは逃げてもいいと思う。その結果、どういう状況になるかは考えなければいけないが。

メンタルがやられることを完全に予防するのは不可能に近い気がするので、やられたときにいかにして回復するかやダメージを軽減する方法を考えた方がよさそうだ。

回復の方法としては、動画を観たり、音楽を聴いたり、noteを書いたり、瞑想したり何か自分がリラックスできるものをもっておいた方がいいと考える。自分で見つけるしかない。

睡眠の妨げになるものは避けた方がよさそうだけど、睡眠以外でリラックス(休憩)したという実感が欲しい。

残業続きの場合、とにかく睡眠を確保したくなるが、リラクゼーションの時間がとれないとメンタルが回復した気にならないのはあるあるだと思う。

また、人間関係のダメージは会社とは関係ないところでの人間関係(友人、恋人、家族など)で癒やせると良さそうではある。

ダメージを軽減する方法は、会社にいる図太そうな人を参考にするのが手っ取り早い。考え方などを教えてもらうのもいい。自分の考え方だけで改善すれば儲けものだ。相手の意識を変えるのは難しい。

人間関係に悩んでいる人のその対象となる人物は、他の人の悩みの種と同一人物だということがありそうなので、問題人物との関わり方や対応の仕方などを誰かに聞いてみるのも手かとは思う。

自分を追い込み過ぎない。安請け合いをしない。無理なものは無理という心持ちでいる。図太くなる。

こういった気構えだけでも多少はメンタルがやられるのを避けることができると考えている。

特に新入社員には、会社員としての自分の立ち振る舞い方を日々の仕事を通じて、若いうちから身に着けておくことをおすすめする。

おわり


この記事が参加している募集

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?