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わたしたちが記録しているもの

今から10年以上前の話です。
お客様からアミーゴ宛にお手紙をいただきました。


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― ― ― お手紙  ― ― ―

本日、お世話になりました加藤(仮名)です。
写真データ送付の件、ご快諾いただき本当に感謝しております。

このたびは、息子の夢を叶えていただきありがとうございます。
本人も病院のベッドの上に飾りたいと言って、大変、写真を気に入っています。

最後に息子の夢を叶えて上げたい。
という身勝手なお願いを聞いていただき感謝しております。

本当にありがとうございました。

  
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当時、写真データをお客様に提供するサービスは、行っていませんでした。
しかし、加藤様は、それを承知で撮影データの提供を希望されました

なぜか

息子さまは、余命半年と診断され、最後に大好きな飛行機を見せようとご来館されました大好きな飛行機と一緒に、笑顔で写っている息子様の写真を見て

この写真を遺影に使いたい。」とお申し出がありました。

それを電話で聞いた瞬間、私は、胸がいっぱいになり、涙が止まりませんでした。

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お客様の人生を記録していること。


想い出を創ることに誇りと責任感をもつこと。


そして、何よりも今この瞬間を大切にすること。

1枚の写真の価値や人生においても大切なことを教えていただいた決して忘れる事ができないエピソードです。

私たちは、1日に何組ものお客様の記念写真を撮影します。

しかし、誰一人として同じ想い出はありません

アミーゴ一人一人が、想い出のプロデューサーであることに誇り責任感をもって、目の前のお客様を大切に、1枚の写真に心を込めて今日も人生の記録となる「想い出」を創っていきます。