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▽ 大学受験必勝法

  ▷ 英単語を楽してたくさん憶える方法
  ▷ いかにして数学の問題を解くか?
  ▷ 国語力の多種多様
  ▷ 理科目線が生きる場所
  ▷ 社会科は暗記物か?

 授業中に先生が黒板に書く答案はいつも満点答案です。大学入試の過去問を集めた問題集を開いてみても、そこに載っている解答はどれもこれも満点です。そういうものをいつも見ていると、入試では満点を目指さなければならないような印象を持ってしまいそうです。
 でも、我が身を振り返ってみると、入試で満点なんて取れるはずがありませんし、落ち着いて考えてみれば、満点を取る必要もないのです。合格ラインに達するのが目標なら、ざっくり言って70点くらい取れればいいはずです。逆に言うと、30点分は捨てていいのです。
 時間も限られています。労力も限られています。時間と労力を無限にかけていいならあれもこれも全部やれるかもしれませんが、そうではないのですから、自ずからやれることとやれないことが出てきます。そうであれば、なるべく効果が上がるやり方でやりたいものです。逆に言えば、あるものは思い切ってばっさり切っていいのです。
 さて、これから英語・数学・国語・理科・社会の順に、受験勉強する上で押さえなければならない最も大事なポイントを1つずつ挙げて、それを攻略する方法を具体的に示します。
 小手先のテクニックではありません。肝心要の部分をなるべく短期間で効率よく習得するための方法論です。中には「身もふたもない」と感じるものもあるかもしれませんが、それもまた他の場面でも使えるノウハウになっているはずです。

 ところで、大学に入るために一斉テストがあって、その点数で上から順に入学させるというスタイルは、東アジアに特徴的なことであって、世界的にみると少数派です。そういう受験スタイルをとっている国は、ざっくり言えば、日本と韓国と中国くらいです。欧米はもちろん東南アジアの国々でも受験スタイルはそれとは大きく異なります。
 そして今、日本の大学受験が変わろうとしています。ですからもうすぐ、ここに書いた話は笑い話になるでしょう。一足早くみなさんも笑ってくださいませ。

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