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ラオス中国鉄道に乗る


ラオス中国鉄道に乗る

 飛行機に乗ると、私たちは厳しく管理される。手荷物検査、移動の道筋とタイミング、座る位置。
 列車に乗る時はそうでもないと、私は思っていた。けれども、ラオス中国鉄道に乗る際は、飛行機並みに管理される。ラオス国内の移動であってもパスポートもチェックされる。列車の先頭車両の写真を撮りたくても、そこまで行かせてもらえない(最後尾には行かせてくれた)。伝統的なラオス刺繍を施したユニフォームを纏った乗務員は、車掌と言うよりキャビン・アテンダントさながらである。

 ところで、ヴィエンチャンを中国語で「万象」と書く。「たくさんの(一万頭の)象(がいるところ)」という意味だと受け取るのが無難な気もするが、日本語には「森羅万象」という言葉もあって、その言葉が中国に由来するものかどうかは知らないが、そうなると「万象」は「あらゆるもの、一切のもの」という意味になるようで、もうこうなると中国人に直接聞いてみるしかなさそうだ。チャンスがあったら聞いてみよう。
 さて、ビエンチャンからルアンパバーンまでの距離は238km。所要時間はと言うと、ネット上にはほぼ2時間と書いてあるが、乗る前には2時間40分と言われ、実際には3時間20分かかった。停車時間が長かった訳ではない。ノロノロ運転している感じだった。季節は雨季、そんなことが影響しているのかな、と勝手に想像してみた。

 今日は移動日と決め込んで、ルアンパバーンに着いてからもホテルでゴロゴロしたり、買ったり食べたりの呑気な日。明日から寺巡り・滝巡り・村巡りと動き回る予定だが、実は怪我人でもあるので、ゆっくり行動しなきゃいけないと分かっているつもりではある。(2023.07.29)

古都ルアンパバーンから滝を見に行く

 ルアンパバーンはラオスの古都。寺はモザイクで飾られ、朝には托鉢が行き交う。
 さて、私が今回行きたかったのは、クワーンシーの滝。カルスト大地を溶かしながら、固まりながら流れる滝だ。ラオスは仏教の国と言うけれど、ここには妖精が住んでいる。(2023.07.30)
(▷ アジアのカルスト地形

ラオスのバイクは無免許・ノーヘルでOK

 今日は朝早くバイクを借りて、昨日とは別の滝に行ってみた。とある村から船でアプローチするのは面白いが、滝そのものは昨日の方が良かったな。
 移動途中にドリアン売ってるのを見かけて購入して、これが今日のお昼ご飯。けっこう高い。それからホテルに戻って、Zoomイベント3時間半。
 その後再びバイクに乗って、今度は織物など手仕事している様子を見に近郊の村へ。途中バイク専用の橋があった。
 ルアンパバーンに戻ってきて、昨日行ったお寺にもう一度行ってみたら、ちょっと可笑しな像を見つけた。昨日は気が付かなかったな。

 さて、ラオスのバイクは無免許・ノーヘルでOK。子供でも運転可、2人でも3人でも乗れるものならいくらでもどうぞ。日本でいうと、自転車と同じような扱いだ。ヘルメットは推奨されているみたいだけど、現実には被っていない人が多い。
 明日はまた中国ラオス鉄道に乗ってさらに北上する。今日の夕方に街中のツアー会社にダメ元で頼んでみたら、翌日の分にも関わらず意外にもスムーズに切符が手配できた。
 他にメッセンジャーやLINEで日本とやりとりしたりして、けっこう慌ただしい1日だったな。(2023.07.31)

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