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いろどりプロジェクトにおける運営組織と行政

いろどりプロジェクトにおいて、推進の中心となる「運営組織」と「行政」。
その両者の立ち位置や仕組みなどを具体的に精緻化していきます。

いろどりプロジェクトにおける運営組織の理想型

いろどりプロジェクトにおいて運営組織が担う最大の存在意義は、まちづくりという長期的な活動を持続可能なものにさせるという点にあります。
多様なメンバー構成でプロジェクトを推進していくためには、主体となる存在が必要不可欠です。その主体を運営組織が担うことでエンジンの様な役割を果たし、継続的にまちづくりを推進し続けることが可能になります。運営組織の構成としては一つの軸となる思想を確立し、その思想に共感した様々な背景を持つ人々が集うことで幅広い意見を集約できる組織を目指します。
そして、運営組織の中で決定権を持つメンバーは大森八景坂に住む地元住民を含む形を想定しています。
仮に外部の企業などに運営組織の主体を据え置いてしまうと、少なからず企業としての利益を追求する風土ができてしまうため、これを避けるために地元住民を主体とするべきだと考えています。さらに地元住民であれば、大森八景坂に根ざした歴史や伝統を前提に、まちづくりを推進することも可能です。
加えて周囲の地元の方に対しても納得感のあるまちづくりを推進することができると考えています。

行政との理想的な連携とは?

運営組織のみでは具体的なまちづくりの活動を実施することは不可能です。
行政と運営組織が綿密な連携を行うことで多面的なまちづくりが可能となります。
この両者の連携を行う際に重要となるのが、双方の得意/不得意を把握し補い合うという点です。
例えば、行政は性質上、営利を目的とした店舗経営をすることはできません。
そのため運営組織が主体となって周囲からの意見を集約し、行政との窓口となることで、現地のニーズを反映させた店舗経営が行えるようになります。
いろどりプロジェクトでは運営組織と行政を完全に切り離すのではなく、運営組織がどうあるべきか、今後どう進めていくべきか、ヒアリングを重ね、より柔軟でスピード感のあるまちづくりを推進する仕組みをどう構築していくかを検討していきます。

次回も引き続き運営組織のあり方について検討していきます。お楽しみに!

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