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自分に「おもてなし」したら、世界が優しく変化した。

1、想定外だった南部鉄器 

         

先日、南部鉄器の鉄瓶を購入しました。

「南部鉄器で沸かしたお湯は冷めにくい」

「鉄分が補給できる」

など、南部鉄器の事はなんとなく知ってはいましたが、自分は使うことがないだろう…だと思っていました。

そんな私が南部鉄器を欲しくなったきっかけは、オオシマ ケンスケさんのSNS投稿。


南部鉄器の鉄瓶でお湯を沸かしている事や、お湯がまろやかに美味しくなる事などが書かれていたのです。

そのSNS投稿を見て南部鉄器に興味を持ち、早速ネットで調べてみると…

3,000円程度で購入できる偽物??や、

10万円ほどする鉄瓶等…

まずは価格に驚きました(^^;)

そして、理想的な鉄瓶を見つけました♪

及源さんの「鉄瓶三笠形アラレ1.85L」



お値段もお手頃です♪


そこで、夫に「南部鉄器の鉄瓶が欲しいな~」と伝えたところ、

「いらないって!絶対使わなくなるから!」と即答されました(*_*;

そして、ふと思ったのです。

3年前の私だったら、南部鉄器の鉄瓶を欲しいとも思わなかっただろうなと…。


2、南部鉄器に必要な「ひと手間」



我が家には「やかん」というものが無く、お湯を沸かすときは電気ケトルか電気ポットを使用していました。

「やかんでお湯を沸かす」と言う発想がそもそもありませんでした…。

電気ケトルも電気ポットも、お手入れが楽ちんでお手軽ですよね。

南部鉄器の使い方を調べて分かったことは

「使い方やお手入れにひと手間必要」だということ。

使い始めに錆防止のための「湯垢」を付ける作業をはじめ、

錆が出るので、鉄瓶に水を入れっぱなしにしてはいけないとか、

洗剤で洗ってはいけないとか、

鉄瓶のツルは熱くなるので鍋つかみが必要であるとか、

使い終わった後は内部を乾燥させるために空焚きが必要だとか…

忙しい毎日を過ごす人にとって、鉄瓶を使うことはちょっとハードルが高く感じるのではないでしょうか?

会社勤めをしていて忙しく過ごしていた時期であれば、この「ひと手間」を知った時点で、鉄瓶は却下していたと思います(笑)

3、鉄瓶のお湯を飲んで気が付いたこと


鉄瓶でコトコト沸かした白湯は、「絹のような…」と言う表現がぴったりなほど口当たりが良い事に驚きました!


「白湯って、こんなにおいしかったんだ…。」

そして、お湯の一滴一滴まで大切に扱っている自分に気が付いたのです。

電気ケトルで沸かしたお湯にはしたことが無かった気遣いをしている自分に驚きました(笑)


丁寧に扱うって、こういうことなんだな~、と。

日々忙しく、荒々しく電気ケトルに水を適当にジャバーっと入れて、スイッチをオン。

残ったお湯はそのまま放置していた時には、

「お湯に気遣いする」なんて気持ちすらありませんでした…。

同じお湯なのに、「手間」をかけたことで愛情が生まれたのかもしれません。

大事なコトって…こういう事なのかもしれない…。

忙しい日々の中、私はずっと

「早い、手軽、簡単…」

そんな、実用的で効率的なモノやコトばかり追いかけてきたような気がします。

あえて、「手間をかける。」

それは、自分を大切にすることと同じなのかもしれません…。


4、世界が変化し始めた…?


南部鉄器の鉄瓶が届いた当日、

購入を反対していた夫が、

「南部鉄器のお金、出そうか?」

と言い出しました。

なぜ、心境が変化したのかは不明です…。


そして次の日、行きつけのカフェに行くと、

「いつも宣伝してくれているので…。」

と、店主さんがサービスしてくれました(゜o゜)!


アイスラテを飲もうとする息子(2歳)の手が写っています…(^^;)



自分におもてなしすると、世界が優しく変化するのかもしれない…。

そんなことを感じた出来事でした。







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