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D2C企業の出口戦略の一つとしてのSPAC、そして市場のあるべき姿へ、ほか

‘More than a moment’: SPACs give DTC startups a new potential exit strategy | Modern Retail

"他のIPOを目論む新興企業がそうであるように、D2C企業もゴールドマン・サックスやJPモルガンのような大手銀行にIPOの引受について売り込みをしなければならないし、その後、株式公開前のロードショーで潜在的な投資家へアピールをしなければならない。"
"特に DTC の分野での課題としては、資金調達の過程でソフトウェア企業と同等の収益倍率で評価された後に、公開市場で失望した企業があることが挙げられます。例えば、Casperは11億ドルの評価を受けた後、(それを大幅に下回る)5億7,500万ドルの評価額で上場しました。"

米国においてここ15年間におけるD2C企業のIPOはわずか7件ほどと言われているように、D2C企業は期待されながらも出口戦略がないとされてきました。

にも関わらず投資家からの資金調達は依然活発に行われ、(潰れるべくして潰れるブランドがなかなか出てこないという意味で)流動性が担保されず、ブランドが公開市場に登場しないまま延命し続けていることへの不健全さを指摘する向きも少なくありません。

しかしここにきてダイレクトリスティングと共に上場を目指す一つの方法であるD2C買収企業としてのSPAC(Special Purpose Acquisition Corporation)に関する議論が熱を帯びています。

Himsがvaluation$1.6Bで$280Mのキャッシュを得ると言われているように、このスキームによってより公開市場での資金調達に成功するブランドが増えることが期待されており、また、事業シナジーとサプライチェーンの効率化を兼ね備えた新たなブランド持ち株会社が誕生する、という楽観的な観測もあります。(参考: 2PM


2021年にEコマース事業者は何に投資すべきか?  |  rewired.jp

UKを中心に小売の運用プラットフォームを提供する Brightpearlのレポートより:

2021年に向けた投資優先度トップ10
パーソナライゼーション(64%)
ソーシャルメディアマーケティング(63%)
支払いオプションの追加(62%)
在庫管理ソフト(62%)
バーコードスキャン(61%)
配送のトラッキング(59%)
店舗受け取りサービス(58% )
注文管理ソフト(57%)
返品管理ソフト(56%)
ビジネスインテリジェンスおよび実績レポート(55%)


D2Cブランド構築支援・OMOコンサルティングのサービス提供… | ニュース | ユナイテッド株式会社

本業務提携により、ユナイテッドのDXプラットフォーム事業にFABRIC TOKYOのD2Cブランド立ち上げのノウハウを掛け合わせることで、新たな消費者価値を創造し、顧客ビジネスモデルを刷新するようなD2Cブランド構築の支援を推進してまいります。戦略構築、ブランド設計、カスタマージャーニーの設計、商品企画、バリューチェーン構築、カスタマーサポート体制の確立、店舗デザイン、サイト/アプリ構築、マーケティングといった、D2Cブランド構築に必要不可欠な要素を網羅的に支援し、クライアント企業の課題解決に尽力してまいります。

両社の業務提携イメージ:

FABRIC-TOKYOプレスリリース_イメージ図


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