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格闘技に関わる仕事

私は現在、総合格闘家の越智晴雄選手と一緒に格闘技&フィットネスジムの運営をしています。
松山市余戸のリトルジャイアントジム

私の役割は立ち上げ段階にあり、ジムの運営という点においては越智代表とトレーナーさんが全て行っています。

ここであえて、私の格闘技に対する「お気持ち」を書かせていただきます。

『私は昔から格闘家に憧れていました。
学生時代は空手を習っていました。
K-1選手に憧れて謎の試合にも出たこともあります。
負けてばかり、弱かったです。
それなのに自分は強いかもしれないと錯覚したこともあります。

振り返ってみれば、とにかく格闘技の才能がありませんでした。

致命的なのは、自分の弱さや強者に立ち向かう勇気がなかったことです。
諦めたということです。
そのことはずっと心に残っています。
あの時諦めなければ、どうなっていたのかと考えることもあります。
もちろん答えはわかっています。
大した成果は出せていないと。

プロ格闘技の世界はとてつもなく厳しいものです。
厳しいの一言で済ませるのは申し訳ないくらい残酷で厳しい世界です。
そんな世界で鎬を削って、生活のほとんどを格闘技に捧げ強さを渇望する格闘家。
一瞬のチャンスを掴むために、とてつもなく多くの時間と熱量を使う。
濃密な生き方をしています。
私は心から尊敬しています。』

なぜ、凡人の私の「お気持ち」を書いたのか。
それは、この気持ちに共感してくれる人がいると知ったからです。
それは格闘技に限らず、プロスポーツ、ビジネス、芸術等、各方面の専門分野に共通しています。
どんな世界でも大成功を収めることができるのは、一握り。
多くの人は、どこかのタイミングで「上には上がいる」と何度も知り、打ちのめされ、諦め、それでも生きていくために気持ちを納得させます。

私は自分は格闘家として生きていくことなど到底できない、夢のまた夢だと早い段階で理解し、就職しました。
20歳そこそこの学生の私には「格闘家」以外に格闘技に関わる仕事があると想像もできませんでした。
目の前に分かりやすく格闘技に関わる仕事が存在していれば関わってみたかったです。
そうすれば、また人生は変わっていたかもしれません。

今、40歳前のおじさんになりました。
今となれば、格闘技に関わる仕事へのアプローチ方法は思い付きます。
格闘家になるということだけが、格闘技に関わる仕事というわけではありません。
ジムの運営もその中の一つです。
「格闘技×需要×希少性」を追求すれば、そこに価値が出るはずです。
そこに対して仕事はうまれると考えます。

「越智晴雄選手が代表の常設ジム」が愛媛に存在することで、格闘技に関わる人の選択肢が増えると思います。
リトルジャイアントジムでは、若いトレーナーや現役選手も練習しています。

彼らにとっても価値がある仕事をしたいです。

プロ格闘家を目指す田村トレーナー

自分一人にできることなど、本当にごくわずかです。
ただ、自分が関わる仕事で人の心が前向きに進んでいくことがあれば嬉しいです。

営利企業である以上、利益は出さなければなりません。
今後、ジム運営を軌道に乗せて、関わる人が幸せになるような仕組みづくりと改善をしていきたいと思っています。

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