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oekaki がんばるってなんだろう

私の2023年は思いがけないことばかり。

久しぶりにフルタイムの仕事をしました。10年以上ぶりです。
出産前に就いていた仕事です。

生活はがらりと変わりました。
職場は以前に比べてホワイトになった部分もあるけれど、相変わらずのブラックぶり。

元気にがんばっていたつもりでしたが、まさかのうつ状態となり休職。
休職期間を残して退職することを決めました。

悩み始めたころに、noteに投稿を始めました。
それまではみなさまの作品を読ませていただくだけでした。
noteに絵を描いたり気持ちを吐露したり、文章を書いたり……そして交流させていただいたり。
気持ちの支えでした。

この間、ずっと聴いていた音楽があります。と言ってもたまに車の中で聴くだけです。
家ではまだ音楽を聴こうという気持ちになれません。またそのうち家でも音楽を聴く日がくるでしょうか。

Little Glee Monsterの「Colorful Monster

息子が小学校低学年だったころ、運動会の学年ダンスの曲がLittle Glee Monsterの「好きだ。」でした。

家で歌いながら練習する息子がかわいくて、そしてなかなかいい歌だなぁと。ちゃんと聴いてみたくなり「好きだ。」が収録されている「Colorful Monster」をレンタルしました。

ポンポンを振り回して一生懸命踊っていた息子は、すっかり低い声になり私の背を抜きましたが、私はそれからもふと聴きたくなってこのアルバムを聴き続けています。

今回落ち込んだ期間、頭の中でLittle Glee Monsterの歌が響き渡っていました。

それは「永遠に」だったり「青春フォトグラフ」だったり「小さな恋が、終わった」だったり……。
一番辛い時期は「レイニーブルー」が延々とリピートされました。

歌声に癒され、救われました。


久しぶりにスマホのアラームをセットして寝た翌朝 、Mrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」が流れました。

「ムリムリムリ……!」
私は急いでアラームを止めました。

Mrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」は仕事をしていたころ、毎朝5時に私を起こしてくれた曲です。

急いで飛び起きて家事をして支度をして7時前、子どもより先に家を出る。帰宅するのは22時過ぎ……。

そんな日々に「ケセラセラ」は私を励ましてくれました。

ここを乗り越えたら
楽になるしかない

Mrs. GREEN APPLE「ケセラセラ」
作詞作曲 大森元貴
編曲 花井諒・大森元貴


このフレーズを心の中で唱えていました。

結局、私は楽になるところまでがんばれませんでした。

今はまだMrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」を聴くのは辛いです。でも私にとって一緒にがんばった曲。大切な曲です。

アラーム音はLittle Glee Monsterの「SAY!!!」に変えました。

2023年9月は、私にとって思いがけず辛い月になりました。

そして少しずつ、以前のように笑えるようになってきました。 

私は逃げました。
職場に迷惑をかけました。
でも、私には到底無理な仕事でした。

逃げるは恥だが役に立つ

この言葉はハンガリーのことわざだそうです。
そんなタイトルのドラマもありました。

恥ずかしい逃げ方だったとしても生き抜くことが大切」と。

恥ずかしいです。
いくらなんでもこんな逃げ方、今までしたことがないです。

でもここまで恥ずかしいことをしでかして、もう受け入れるしかないです。

こんな自分を。

なんとかしてがんばりたかった。
でも、無理だった。

お手上げです。

仕方ない。
これが私です。

そして「こんな私でもいいか」と思いました。

ほんとなら、職場に迷惑をかけてこんなこと思うのはダメなのかもしれません。

でも、そう思っている私がいました。

これが自己肯定ということか。

初めて腑に落ちたような気がしました。

今まで「自己肯定感」「自己肯定感」と煽り文句のように言われ(勝手にそう思っていた)、肯定できる自分になるために向上心を絞り出して努力するのが正解、それ以外は間違い、そんなふうに思っていました。

無理です。

無理でした。

どうにもならないこともあるんです。

そしてそんなにがんばらなくてもいいのかもしれないとも思いました。

がんばるってなんやねん。

考えてみるとよくわかりません。

退職を目前にした今の私の気持ちです。

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