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人はなぜ『7』に惹かれるのか。

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人間は何で『7』が好きなんだろう?

野球の世界でも

7回きたー!
高校野球はエール交換。プロ野球は風船とばし

ニュースの時間も

7時きたー!
ニュースを見るんだ!

映画もNANA。ななとなな。

『7』好き現象は日本だけでなく、
世界も『7』好き。
キリスト教では、
神様は6日間で世界を創造して7日目に休息とか、
知恵、勇気、節制、正義、信仰、希望、愛の
「七つの美徳」とか、7にまつわる話が多かったり、
ユダヤ教もイスラム教も源流は一緒なので、
同じように7日で天地創造となってます。

キリスト教は世界の32%。
イスラム教は25%を占めるので、
この2つの宗教だけで、
世界の60%弱が『7』に何らかしらの感情があることになります。

更に世界第3位のヒンドゥー教でも、
七聖賢と呼ばれる聖人の伝説があったり、
ヨガやアーユルヴェーダには「チャクラ」と呼ばれる7つの主要エネルギー点があったりと、
『7』に関連した話が多いです。
もうここで、世界の76%が、『7』漬け。

アメリカ大陸のネイティブ・アメリカンにも
七世代先を考えて自然の声を聞く
という教えがあるし、
世界は自然も人種も文化も違うのに、
『7』に引き寄せられていく。

もちろん、仏教にも『7』にまつわる話が満載です。
七宝とよばれる七つの貴重な宝物「金、銀、水晶、瑠璃(るり)、瑪瑙(めのう)、珊瑚(さんご)、しゃこ(貝)」があったり、忌日法要は初七日、四十九日(7✕7)がありますよね。
生まれた赤ちゃんを初めて祝うのもお七夜。
日本人も『7』が好き!

『7』が好きなのは、地域にも波及していて、
佐賀にもあります『7』。
佐賀の七賢人。
幕末から明治維新にかけて活躍した佐賀藩出身の七人、鍋島直正、島義勇、佐野常民、副島種臣、大木喬任、江藤新平、大隈重信を指します。

佐賀市内には、七賢人の銅像などが沢山設置されてます。

この佐賀の七賢人。
1981年頃から、その総称が使われたらしいです。

しかし、ちょっと待って。

『佐賀の』七賢人なのに、全員佐賀藩ってどういうこと?
そりゃあ、明治維新の立役者は、薩長土肥の忘れがちな『肥』の肥前藩(佐賀藩)であり、幕府側の唐津藩は、負け側ではあるけど。
わざわざ1981年。明治維新から100年以上経った後に『佐賀の』七賢人との総称は、いかがなものかと。

怒った?唐津市は『唐津八偉人』のカウンターパンチ!
辰野金吾(建築家)、曽禰達蔵(建築家)、大島小太郎(実業家)、奥村五百子(愛国婦人会設立者)、天野為之(経済学者)、長谷川芳之助(日本初の工学博士)、小笠原長行(唐津藩世継)、大野右仲(新撰組隊士)を2017年に発表します。
小ぶりです。佐賀藩の七賢人に比べるとかなり小ぶりです。わざわさ『7』から一つ足して『8』にするほどなのか。
賢人と偉人って、どっちが偉いんだ?
唐津愛な僕も、よく分かりませんが、
実は今の東京にも残るモノを残しているのは、
唐津八偉人かもしれません。

東京駅や日本銀行を建築したのが、辰野金吾。
慶應大学の赤煉瓦系の建築は、だいたい曽禰達蔵。
世界の王貞治さんや前澤友作を輩出した早実の基礎を築いたのは早稲田四尊の天野為之。

まあ、どうでもいいですが。

とりあえず、興味持ったら、
佐賀の日本一多い恵比寿像巡りをしながら、
佐賀の七賢人像や唐津八偉人の像も
巡ってやってください。

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