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イラストレーター・あこが描く女性のエロ美

古来から多くのアーティストを魅了してきた“女性”という生き物。福岡在住のイラストレーター・あこが描く女性からは、女性がもつ官能的な美しさや強かさと、それとは対照的な儚さを感じさせました。

5/6(月)〜12日(日)までFor Your Pleasure 表参道で開催されていた、あこさんのイラスト展『aco ILLUSTRATION EXHIBITION』。

表参道を一本入ったところにあるFor Your Pleasure 表参道のギャラリースペースRED WALLに、あこさんが描く女性たちが飾られていました。

福岡在住のイラストレーター・あこさんは、女性をモチーフにしたエロティシズムをテーマに制作をされているアーティストです。

個展ではミニ丈のフレアドレスを身に纏う女性から、ラバーマスクを被って後ろ手で縛られている女性まで、さまざまなシチュエーションの女性が描かれています。

エロティシズムをテーマにしているとあって、お日様がさんさんと輝くなかで見るにはちょっと気が引ける、官能的な作品が多くあります。しかも、店内にはボンテージやマスクなどの実際のグッズがたくさんあるので、見ているだけでなんだか少しモゾモゾしてしまう気持ちに……♡

ただ、女性の官能的な美しさはもちろん、カラダ全体から醸し出される女性の哀愁があこさんの作品の大きな魅力。

自らの体を曝け出し、フェティッシュなグッズに身を包みながらも、そこに描かれるのは絶対的な快楽ではなく、哀しみや憂い、愛を欲するような感情です。

静かな情熱という感じで、色にするとブルー。
ただ、今回はギャラリーのカラーに合わせて、赤を基調とした作品が多用されており、そこの対比がまた、女性を美しく見せているのではないかというのが、勝手な感想です。

そのなかでも、個人的に気に入っているのが、黒を背景にした上半身裸の女性を描いた作品。モンクの《マドンナ》を彷彿とさせるこの作品からは、見るものを挑発するような、妖しげな美しさが感じられます。

お店にはあこさんご本人もいらっしゃって、少しだけお話しをさせていただきました。持病の緊張しいを遺憾なく発揮し、ご挨拶の時にまごついてしまった私に、とても気さくに話してくださいました。ありがとうございます🐥

イラストレーター・あこ
twitter:@aco_mtmt_mgmg

For Your Pleasure表参道
@OmotesandoFYP 
https://goo.gl/maps/mVuDpn4k9dsvQsm78

※記事に掲載している作品やお店の外観は許可を経て撮影しています。
写真・画像ともに、転載や勝手な使用はお控えください。

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