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虫歯は進行が早い

虫歯の治療をした。わたしじゃなくて、子どもの。去年、初めて虫歯を治療し、その後、1年経たずしてまたできた。

前の治療の時は、乳歯の虫歯だった。初めての麻酔注射がいやだ、いやだと手こずり、30分ぐらい歯医者さんをお待たせした。歯医者さんは笑顔で「対応のお時間は1時間とってありますので、17時半ぐらいまでならいけます。」とタイムリミットを宣告。もう10歳なのに。「治療するまで帰れないよ。」とおどすが、口を閉じて涙目。というか、涙を出そうと努力している。2分の1成人式過ぎてるのに。半分大人がすることか。10分ほど経って、仕方なくスマホをだし、「Youtubeを聞きながら頑張る?」といってみたら子どもの目線がじっと私のスマホにきた。そんなに好きか、動画。先生も「ええ、ええ。いいですよ。そういうお子様も他にいらっしゃいますよ。」と了承してくれたので、イヤホンを耳にいれて、シートを倒す。ようやく麻酔を打ってもらえるまで落ち着た。先生は娘の開いた口の奥に、銃のような麻酔官を刺してチューーーーーーーッと麻酔していく。長い。本当に長い。しばらく経って、口を軽くゆすぐためにシートが起き上がった。口がなんだか閉まらなくなった娘。髪の毛もモサッとして、すでにやられた感がでている。それでも、麻酔が効くまでの間、しっかりYoutubeの動画を見ている。次の治療への恐怖感ゼロだ。いくらか時間が経って、処置を開始。処置している間もYoutubeを聞いている。時代は変わったな。削っている音を聞きながら、初めての虫歯治療になってしまったことに私のほうがなんだかメンタルがへこんでいった。しばらくして処置終了。この子は虫歯が出来やすい子なのかもしれないと思い、3ヵ月後定期検診を予約をして帰った。

が、この定期健診、結局行かなかった。検診の日を覚え違いしていたからだ。要はすっぽかしだ。そのすっぽかしから2ヶ月経った頃、久しぶりに子どもの仕上げ磨きをしたら、なんとなく奥歯が、真ん中のへこんだ溝のあたりが歯の色がまわりより白いように見えた。初期虫歯か?まずいぞ。またあの騒動になるのか。ただ、先回の治療から半年は経ってない。そんなに虫歯すぐになるか?とにかく虫歯がすすむとやっかいなのは明白だ。

歯医者さんに電話をし、受付の女性に先回のキャンセルを詫び、診察を入れてもらう。見てもらったところ、1箇所怪しいところがあるという。私がこれ虫歯じゃないの?!とにらんだ歯ではなく、着色がついている違う奥歯だった。虫歯の治療で写真をとってみると、その着色汚れのある隣の歯の中に、大きな影があった。影が神経に近づいているため、こちらのほうが先に治療したほうがよいという。虫歯が2箇所。半年で2箇所。なんてこと。そんなに早いか、虫歯。しかも永久歯だ。歯にずっと削った後が残る。なんてこと。

が、しかし娘本人はそれほどダメージはないのか、すごく治療に協力的だった。すぐにお口あーん、の麻酔チューーーッ。でも、こんな治療の協力より、歯磨きちゃんとやってよ。生え始めの永久歯なんだから。次一ヵ月後には2回目の治療があるそうです。ああ、虫歯って厄介。




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