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【徹底解剖】個室のないシェアハウスの実態

今回は前の記事の続きで、個室のない古民家シェアハウスを始めた23歳の若者がどんなシェアハウス生活を送ってきたか赤裸々に語ります。

個室がないことの大変さ、誰でもウェルカムな大変さ、人間関係の大変さ(基本大変さ?笑)まあ恋愛事情を書いていきます。

前回の記事は下からどうぞ

古民家で始めた個室のないシェアハウス(実は個室ないんです。)
これを聞いて多くの人は突っ込みたいところまるけだと思いますがその辺りぼくが代弁して書いていきたいと思います。

よく聞かれることは、
⒈恋愛トラブルあった?
⒉どこで寝るの?
⒊荷物はどうするの?
⒋ご近所さんとの繋がりは?
⒌喧嘩とかしないの?
⒍盗難は?

とかこのくらいですね。
僕は2年間住んでいたのでその間に起こった問題などをここに書いていけたらと思います。


⒈恋愛トラブルあった?
別にトラブルではないですがありました。笑
言えないこともたくさんありましたが今回は言えることだけ。(自分だけでおさまること)

僕の場合は元婚約者がシェアメイトでした。
その時は全然気がつかなかったのですが、周りの人たちがかなり気を使っていたようなので、基本的にシェアハウスで恋愛関係になったらシェアハウスを出て行ったほうがいいと思います。

人にもよると思いますが、僕の場合はいい影響を与えたことはありませんでした。(このくらいしか書けないので聞きたい人は直接聞いてくださいw)


⒉どこで寝るの?
個室がないからみんなどこで寝てるの?と言われますが、うちは布団を敷いて寝る形式なので基本的に布団がしければ自由です。笑

ただよくあるのが、うるさくてねれないとかという問題が生まれるので早く寝たい人は2階で、飲みた人は1階でと行った住み分けを行なっていました。

あとはハンモックもあったのでハンモックで寝てる人もいました。


⒊荷物はどうするの?
荷物は荷物スペースがあるのでそこにしまってもらいます。
寸法でいうと、横90、奥行き90、縦180くらいのスペースにしまってもらっています。

狭いような気もしますが、意外とそのくらいのスペースで対応できます。
もしそれで荷物が入らないということであればミニマリストになってもらいます。笑

全てのスペースが共有スペースなので共有スペースに荷物があった時はキレます。そして捨てます。

⒋ご近所さんとの繋がりは?
全てのシェアハウスで大事にしています。これがなければ場所を貸していただくことができません。

一度、ご近所さんの意見を無視してゴリ押しでバーベキューを庭でやったことがあるのですが、次の日にめっちゃ怒られました。笑

そんなんだったら隣で住むことはできないと強く言われてしまって反省した記憶があります。(基本的に怒られやすいので反省することばかりです。)

それでも、気にかけてくださったり、差し入れをくださったり、優しいお声がけもしていただくことも多いので最初は変な奴らが来たと思っていて厳しい対応をされることもありましたが、2年経った今は周りの理解もあって僕がいない中でもみんなで見守ってくれています。


⒌喧嘩とかしないの?
喧嘩もよくありますね。印象深い喧嘩が一つありまして、
大阪のやんちゃな人との喧嘩だったのですが、彼は小さい頃に親が蒸発して物心ついた頃には施設で育ち、西成で薬という薬は全部やったという漫画みたいな設定の人。笑

なんでそんな人がうちのシェアハウスに住むことになったかというとうちのシェアハウスによく遊びに来る人が街で困っているところを拾ってきて、住む場所がないから住まわせてあげてほしいということで住むことになりました。笑(基本来るもの拒まず、去る者追わずです。)

そんなことで住むことになったのですが、やはり秩序を保つのがとても大変で最終的には夜の4時まで話し合いが始まり警察を呼ぶ寸前まで行きました。


誰でも入れるというのは文化として誰でもウェルカムという風土を作ることができるのでコミュニティの新陳代謝が生まれて良いですが、反面こうした例外が来た時に対応できるような体制を取っておかないとそれこそ犯罪レベルの問題にも繋がるということがその時にわかりました。


⒍盗難は?
シェアハウス住民間での盗難は実際あったかどうかは定かではないのですが、疑わしいことはありました。

実際証拠がないからなんとも言えないですが、なんども疑わしいことがあったので住人の総意でその人がやったんじゃないか?と思っていました。

基本的に問題が起きたら住人同士で問題解決を行ってもらうようにはしているのですが、今回ばかりは僕らが出ていかないといけない状況でもあったので経営陣が出て対処するという待遇を取りました。

こういう時に住人同士で処理をすると後味が悪くなるので、普段あんまり関与しない人たちを作っておくと便利です!


■最後に
個室のないシェアハウスに2年も住んでいるともう問題なんて起きまくるんですよ。

でもそのおかげで他人の価値観は受け入れられるようになるし、(外国人から引きこもり、アーティストからヤンキーまで多種多様!)、コミュニケーション能力はつくし、問題解決能力は上がるし、問題が起きた時に怒るということもなくなります。

もっというと人とずっと一緒にいることで協調性が上がるのは当然なのですが、人と一緒に良すぎることで自分を大事にしないといけないなと思うようにもなりました。

さらにいうと、こんなに人間と関わることっていうのが本当に家族くらいしかないから今までにない以上に濃い関係性になります。一緒に住んでいた人のことをマジで僕は忘れることはないし、今でも家族のように思います。


そういった意味で、大変なことばかりでしたがFyumeに住んでいてよかったなと思える、そんな2年間でした。

ありがとうございます!引き続き頑張ります!