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島根県における輸出企業数と輸出金額の年度推移(2015年から2022年)

2022年の島根県企業の輸出・輸入のデータを基にした、投稿の7つめです。開設以降、この話題ばかりで、すみません。いずれ別のテーマも書いていきます。

今回は、現在、島根県で輸出をしている176社を、
①島根県の食品企業
②島根県のものづくり製造業
③大企業の島根工場
④その他
の4つに分類した際の、
それぞれの輸出企業数と輸出金額の年度推移をみたものです。

まずは、輸出企業数の推移。2015年から8年間です。


【解説】

輸出をする食品企業数は順調に伸びています。
 2015年:80社 ⇒ 2022年:110社
残りの3つの分類は、ほぼ横ばいか微増です。

次に、輸出金額の推移。同じく2015年から現在です。

【解説】

食品企業の輸出額は順調に伸びています。

大企業の島根工場の輸出金額は増えています。企業数は横ばいだったので、個々の企業の輸出が増加していいます。

ものづくり製造業の輸出金額は横ばいです。

その他の企業(主に卸業)の輸出金額は、変動は大きいですが、結果的にはほぼ横ばいです。

【課題と今後】

順調な推移をみせる食品企業に比べると、ものづくり企業、特に地元のものづくり企業の輸出が企業数、輸出金額ともに伸びてきていません。

ものづくりの分野は、もともと、部品としての企業間取引(国内取引)が多く、輸出取引先の開拓が難しいです。

今輸出されているのは、製品自体がもともと海外向けであるとか、特徴的な最終製品を持っているなどのケースが多いようです。

ただ、それぞれの企業・製品に応じた輸出の取組のやり方(勝ち筋)はあるはずなので、この点の分析とチャレンジが重要になってくると思います。

数字を載せておきます。

【島根県企業の輸出企業数・輸出金額の推移】

最後に、

今回は、島根県企業のデータを取り上げましたが、他県の状況も気になるところです。都会から遠い小さな県は似た状況にあるのではないかと思いますので、データがあれば、分析していみたいです。

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