恩田一樹

島根県在住、企業支援、海外とのビジネス、新規事業、複業・副業、企業人材育成、多文化共生…

恩田一樹

島根県在住、企業支援、海外とのビジネス、新規事業、複業・副業、企業人材育成、多文化共生、外国語(英語、ロシア語)などに関心ありの地方公務員です。外務省と楽天に出向経験あり。

マガジン

  • 島根県企業の輸出

    島根県海外展開概況調査(企業に回答いただいたアンケート調査を分析した資料)をベースにした、さまざまな記事を掲載します

  • Audible で読(聴)書した本の紹介

    Audibleで読(聴)書しています。その中から、印象に残った本を紹介していきます。

  • 自己紹介

    どのマガジンにも属さない自己紹介など

  • 島根と海外の国々、その人々との関係

    島根に暮らす外国の方々、という視点と、島根と海外とのいろいろな関係、という視点で書いていきます

  • 公務員の仕事

    公務員の普段の仕事を紹介します。官民連携などの参考になれば。

最近の記事

  • 固定された記事

予算編成という公務員の仕事の一つをやってみた振り返り(島根県庁)

昨年4月の人事異動で予算要求担当になりました 自治体の新年度(4月~3月)の予算は、その前の年の秋から冬にかけ、6か月かけ、当初予算として編成されます。そして、一年かけて、それが実行されていきます。 また、年度の途中で追加で必要となる事柄については、補正予算という形で必要な予算が手当されます。  昨年4月の人事異動で、島根県庁の商工労働部という部局の予算編成担当課長補佐になりました。今年度の前半の半年は「今年度の補正予算」、後半の半年は「翌年度の当初予算」のとりまとめ

    • 【疑問】円安が進むと、日本食品の輸出にどの程度の好影響が出る?

      円安が進んでいます。 4月29日の外国為替市場でドルが対円で一時1ドル=160.245円を付け、1990年4月以来34年ぶりの円安・ドル高水準を付けた、とのこと。(その後、1ドル=155円台まで戻しています。) 円安傾向は2022年から強まり、それまで110~120円前後だったのが、2022年は130円程度、2023年は140円程度となり、今年に入り、さらに11%近く下落しています。 ジェトロのサイトによると、円安は、輸出先市場では日本の輸出商品の価格引き下げにつながり

      • 【本の紹介5】起業の天才!江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男(大西康之)

        5冊目に紹介する本は、2021年に出版された、リクルートの創業社長の江副浩正(えぞえ ひろまさ)さん(1936年~2013年)の伝記です。 この本は、Audibleで、割と早めのタイミングで読んだ本です。約3年前。ボリュームがある本(Audibleで14時間以上聴く必要あり)ですが、面白くて、一気に聞いた気がします。今でも、とても印象に残っています。 今回は、本の内容にも触れつつ、「江副さん個人」と「会社としてのリクルート」に関する感想を書いてみたいと思います。 江副さ

        • Wi-Fiが2階の子供部屋に届きにくい問題が解決しました

          我が家(戸建て)の通信環境はMEGA EGG光のサービスを利用していて、Wi-Fiは電話ルータで無線接続していました。 2階の子供部屋は、電話ルータの対角に位置していて、距離が一番遠く、Wi-Fiの状況が悪かったです(Wi-Fiがつながったり、4Gになったり、、) そこで、電気屋さんに行き、中継器を買おうとしました。電気屋さんの店頭で、お店の人から「中継器よりも、性能の良いルータを買った方が良い」とコメントがあり、TP-Linkのルータを買いました。家に戻りルーターを設置

        • 固定された記事

        予算編成という公務員の仕事の一つをやってみた振り返り(島根県庁)

        • 【疑問】円安が進むと、日本食品の輸出にどの程度の好影響が出る?

        • 【本の紹介5】起業の天才!江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男(大西康之)

        • Wi-Fiが2階の子供部屋に届きにくい問題が解決しました

        マガジン

        • 島根県企業の輸出
          10本
        • Audible で読(聴)書した本の紹介
          7本
        • 自己紹介
          5本
        • 島根と海外の国々、その人々との関係
          8本
        • 公務員の仕事
          10本

        記事

          外国人雇用に関する企業の皆様向けの島根県庁の支援策を紹介します

          今回の投稿では、現在の島根県内での海外との関係として、最も目に見える関係の一つである「外国人雇用」を取り上げます。 外国人の働いている状況の紹介は別の機会にさせていただくこととし、 今回は、外国人雇用に関する企業の皆様向けの島根県庁の支援策について、紹介します。 なお、個人的には、今後10年間程度のスパンで、ますます重要性が増していく企業課題の一つが外国人雇用だと確信しています。その意味では、この分野における、行政支援の重要性も増してくることが確実だと感じています。 外国

          外国人雇用に関する企業の皆様向けの島根県庁の支援策を紹介します

          【本の紹介4】13歳からの地政学(田中孝幸)

          4冊目に紹介する本は、2022年に出版された、当時、注目を集めていた「地政学」に関する本です。 この本も、これまで紹介してきた本と同じく、ストーリー性のある話を聞きながら、役立つ知識を得ることができるタイプの本です。 これまで4冊紹介して、そのすべてがストーリーをともなうビジネス教養系の本です。今回の本もこれです。自分は、この形式が、大好きなようです。 Audibleで聴いてすごくよかったときは、本物の本を買うことがあります。50冊に1冊くらいの割合です。この本は、実際

          【本の紹介4】13歳からの地政学(田中孝幸)

          【本の紹介3】営業の魔法―この魔法を手にした者は必ず成功する(中村信仁)

          今回紹介する本は、中村信仁さんの「営業の魔法」という本です。 営業マンにとっての、営業の心構えとかノウハウがまとめられた本です。 この前に紹介した木下さんの本と同様に、ストーリー仕立てになっていて、 営業が苦手な若者が偶然喫茶店で出会った営業の先達から、営業のノウハウを教えてもらう、あわせて、人生の生き方も教えてもらい、成長していくというような物語がベースです。 本の中で、先輩により語られる、営業の心構えとかノウハウは、シンプルで、かつ、数も11つと多くないです。だから

          【本の紹介3】営業の魔法―この魔法を手にした者は必ず成功する(中村信仁)

          【本の紹介2】地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門(木下斉)

          2冊目に紹介するのは、木下斉さんの本です。 木下さんの本は以前から何冊か、読んでいます。 今回の本は、数年前に書籍で購入したことがある本です。 すでに読んだ本をAudibleでもう一度聴いてみるというやり方は、 ・知っている前提なので聴く心理的負担が少ないし、 ・聴くうちに内容をほとんど思い出すし、 ・たまに読んでいた時には気が付かなかった発見があるし、 で、良いことだらけで、おすすめです。 小説風のストーリーあり、のビジネス書です。 内容的には、地方都市から東京に出て

          【本の紹介2】地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門(木下斉)

          Audibleでは、どんな本が聴きやすいのか?どんな聴き方がお勧めか?

          引き続き、Audibleによる読書ネタを書いていきます。 今回は、具体的な書籍の紹介の前に、 「Audibleではどんな本が聴きやすいのか?、本を選ぶコツは?」という、よく質問されるだろう点について、 ・本のジャンル ・本の長さ(ボリューム) ・資料が添付されている本かどうか など、自分の経験から、こんなタイプの本がおすすめ、と感じたことをまとめて書いてみます。 Audibleというスタイルにあった本のジャンルは? この点は、あまり向き、不向きは感じません。自分は、ビジ

          Audibleでは、どんな本が聴きやすいのか?どんな聴き方がお勧めか?

          島根県庁の食品輸出支援の取組をより具体的に紹介します

          今回の記事は、前回の食品輸出の記事の続きとして、より具体的に県庁の取り組みの考え方やその内容を紹介してみたいと思います。写真のオーストラリア向けの食品輸出商談会を事例に取り上げます。 島根県の食品輸出企業の現状  食品企業の輸出額は単価が低いため急に増加させることは難しく、すぐには増えません。現状、輸出額は、その企業の全体売上高の数%程度であるケースが多いです。  輸出取組が進み、輸出額が全体売上の10~15%までいくと、事業者のやる気も変わってきて、より本格的な取組のス

          島根県庁の食品輸出支援の取組をより具体的に紹介します

          【本の紹介1】スティーブ・ソレイシー英語習得法

          今回から、聴いた本の紹介をはじめます。約3年前、Amazon Audibleを始めて、最初に聞いた本を、一冊目に紹介したいと思います。 「難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!」というタイトルのスティーブ・ソレイシーさんの英語習得法の本です。 特徴としては、会話で英語がスムーズに出てくることを目標に、あえて簡単な表現に限定して、紹介していることです。 内容としては、インパクトある項目が並んでいて、また、口語での語り口が聞きやすくて、とても記憶に残り

          【本の紹介1】スティーブ・ソレイシー英語習得法

          Audibleでの読(聴)書の良いところ

          4つめの投稿のテーマは、読書ネタを書いていこうと思います。 今回は、導入偏としてAudibleの仕組みや良い所を書き、次回からは、これまで聴いた中から、印象に残った本を紹介していきます。 自分の読書スタイル 約3年前から新しい本を読むときは、紙の本ではなく、Amazon Audibleで, 読みたいジャンルの本を探して、聴くようにしています。 年間100冊ペースで聴き、現在、250冊くらいになっています。 自分の興味ある分野が中心で、具体的には、ビジネス書、語学書、

          Audibleでの読(聴)書の良いところ

          noteを数か月やってみた感想を書きました

          noteをはじめて3~4か月がたちました。 きっかけは、山田邦明さんの「誰でもnote」という投稿です。 「後押し」として最高の内容でした。 これまでの数か月で書いてきたテーマは3つ。 1 公務員の仕事の紹介(主に予算要求実務) 2 島根県企業の貿易実績データ分析(主に食品輸出) 3 島根と海外の国やその人々の交流(主にロシアとの交流) この中で、最も多くの方に読んでもらえているのは「公務員の仕事」シリーズです。投稿からだいぶ日がたった投稿でも、今も毎日10人以上に読ま

          noteを数か月やってみた感想を書きました

          (公務員の仕事)新年度事業の着手について

          これまでの投稿では令和6年度予算が成立するまでの流れを書いてきました。 今回の投稿では、次の段階として、これが事業として実施されていくまでの流れを書きます。 なお、新年度のスタートは4月なので、実際の事業着手は4月からですが、できる準備はそれまでの間にもしておこうというスタンスで、以下のようなことをします。 予算成立までは県庁内部の作業でしたが、それ以降は、県庁の外部で関係する人たちに周知し、皆さんとの協力により事業を開始し、進めていく段階に入ります。 では、商工労働

          (公務員の仕事)新年度事業の着手について

          (公務員の仕事)県議会で、令和6年度予算の審議が行われました

          これまでの記事では、予算案が作られるまでを説明してきました。今回の投稿では、その予算案がどのような形で審議され、決定されるかを書きます。 まず常任委員会で予算審議が行われます 2月議会では、3月7日、常任委員会毎に分かれて、令和6年度予算の審議が行われました。商工関係の予算が審議されるのは、農水商工委員会という9人の議員で構成される委員会です。 まず、執行部(県の幹部職員)が説明し、議員の皆さんとの間で質疑応答し、最後に議決されるという流れです。 今回のR6当初予算額

          (公務員の仕事)県議会で、令和6年度予算の審議が行われました

          島根県庁の食品輸出拡大支援の取り組みを紹介をします

          県庁は何をやっているか? これまで島根県企業の輸出実績(特に食品)を紹介する投稿を書いてきましたが、今回は、食品輸出が拡大するために県庁は何をやっているのか、を紹介します。 具体的には、県庁の食品の輸出拡大支援策の目的、実施状況とその効果についてお伝えします。 今回は、短かく、箇条書き調で書きます。意見部分は個人的な見解です。実績等は、最後につけている公表資料を引用しました。 支援の目的 短期的には、新しい国・市場への輸出のきっかけとなるような海外側の輸入者等との出会

          島根県庁の食品輸出拡大支援の取り組みを紹介をします