白血病・入院直後の様子

kazuki-ONEMaster(けいゆう)です。

 前回に続き、入院直後の様子と行われた手技の感想を記事として作成しようと思います。
 手技という言い方で良いのかわかりませんが、とりあえず内容をサラッと紹介すると、現在までにルート(ライン)の確保、マルク(骨髄穿刺)、CVカテーテル、尿道カテーテル、ルンバール(腰椎穿刺)など。
 少しでも参考に、心の準備や励ましになるものがあればと思います。

この記事を簡潔にリライトしました。よければご覧ください。https://onemaster.info/2020/09/17/nyuuinchokugonoshuginituite/

 それでは、入院直後のところからいきます。

入院初日

 まずは外来の受付に向かいました。入院なので、病棟の看護師さんが迎えに来てくれました。
 この時、看護師さんは車椅子を持ってきました。普通なのかもしれませんが、車椅子に座らされた時、只事ではないのだな、とも思いました。
 頭痛、吐き気、息切れと具合が悪かったのもあり、記憶が曖昧ではありますが、進めていきます。

マルク(骨髄穿刺)

 私の場合は、横向きに寝て両膝を抱え込むような格好で行ないました(体育座りしたまま横になるイメージで、画像の通りです)。

 局所麻酔を使い施術していくのですが、効くところと効かないところがあります。厳密には“効きにくい”と言うべきでしょうか。数回麻酔をして、痛みの確認をしながら本番の針を入れていきます。
 本番の針が入り込んでいく時は痛いです。とは言え、声を上げる程では無いと思います。

 あとは、骨髄液を引き抜く時ですね。これは麻酔がどうのって話ではないので、どうにもなりません。体の中を引っ張られるような不快な痛みです。
 ただ、引き抜くのは一瞬、それを2〜3回やる程度で終わりなので成人の方なら、普通に耐えれるような内容です。もし、子供にやらせるとなれば酷ですが・・・。

 初回は具合が悪い状態で、わけがわからないままバタバタと検査したので、痛いっていう記憶はあまり残ってないですが、2回目、3回目ぐらいは痛いしやりたくないって思ってました。

 先日、再入院した際の検査でマルク(骨髄穿刺)は10回目でしたが、ちょっと慣れてきました(笑)。でも、やらなくていいなら、もうやりたくないですね。

CVカテーテル

 脚の付け根(鼠径部)から針を入れて、30〜40cmくらいでしょうか、長い管を血管(大腿静脈)に入れます。
 挿入している瞬間を見たことないので、手技や器具についての説明はできませんが、感触だけ言うと、こちらも痛いですね(笑)。
 こちらの場合、血管に麻酔が効きにくいと言われました。ちなみに、麻酔が効いてる状態のまま挿入部と器具を縫い付けて固定します。

 マルク(骨髄穿刺)ほど痛くないとは言え、カテーテルそのものは1週間から2週間挿しっぱなしですので、下半身の動きは制限されますし、シャワーなどは防水カバーをつけなければなりません。浸水して固定のテープの張り替えなど、よくあります。

 私の場合、炎症反応を起こしやすく、挿入部が腫れやすい傾向があり、約1週間(抗がん剤を投与する間くらい)の使用で抜去されてました。
 抜去については、余程、挿入部が腫れたりしない限り、抜糸(ばついと)から抜去まで痛みはなく終わります。

 また、カテーテルが抜けてしまうこともあるようで、私の初回の入院時はベッド上安静もあり、縫わずにテープのみでも抜ける事はありませんでしたが、高齢の方などはトイレでズボンと下着をおろす際に引っかけてしまい抜けることもあるようです。

 先生は軽い感じで、

「気づいたら大出血なんてこともあるから気をつけてね。」

と言ってました。

 考えたくもないです(笑)。

ルート(ライン)

 画像は過去のものがなかったので、今撮りました。
このカテーテルはインサイトと言うそうです。

 挿入時に血管から外れたときはグリグリとする感じで痛いです。
 あと、点滴が漏れてしまうことがあるので、そこは注意しなければなりません。

 現在の治療の話になりますが、私は再発後トリセノックス(抗がん剤)で治療しておりましたが、トリセノックスを投与する直前に肝臓の機能を改善する注射をルートから投与している時期がありました(トリセノックスの影響です)。

 ある日、その注射をしていて違和感のある痛みを感じ、看護師さんに訴え、様子を見ながら入れましたが、皮膚がポコッと腫れ上がり、漏れていると認識し、挿し替えとなりました。
 たまたま、トリセノックスの直前に確認できたから良かったのですが、抗がん剤などが漏れると炎症や壊死など重大な障害を引き起こす可能性があります。注意が必要です。

 ちなみに、入院初期の頃から退院まで、インサイトの挿入を失敗されたことはあまりないですが、再発し、トリセノックスをやるようになった頃から、1回で入らない事が多くなりました。
 私の場合は血管が細いことと、筋肉のつき方で見えにくいという要因があるようです(バキバキの体ではありませんが)。
 それでも、1度に3回以上失敗されたことはないので、良い方かと思います。

導尿カテーテル

 こちらは画像なしでいきます。

 ベッド上安静の為に必要となった処置です。とにかく痛かったです。挿入直前に、口で呼吸してくださいと言われました。よくわからないまま始まりましたが、これもまた、結構な痛みでした。
 ベッド上安静から少しずつ動けるようになり、トイレまでの移動を許可されてからさらに2〜3日はつけていたと思います。トータル2週間ちょっとです。

 抜去時にも痛いというおまけつきです。
それでも、トイレに普通に行けるようになっただけでも、とても嬉しかったものです。

CT

 合併症などを確認する為に行われるかと思います。これで、脳出血を確認しました。
 こちらは検査室までの移動はベッドに横になったままでの移動でした。

 造影剤を使用します。私の場合、数秒程度ですが体が急に熱くなり、猛烈な吐き気に襲われました。ただ、数秒で落ち着いたので、問題なく終わりました。

 上記の内容がだいたい初日の動きでした(もしかしたら2日目にやったのもあったかもしれないです)。

 いかがだったでしょうか。記事を作成していったら、手技や検査の様子だけで長くなったので、他の体調の変化については別で作成しようと思います。


 早期発見・早期治療に取り掛かることができれば、これらの負担は少しずつでも減り、死亡率も下がります。行動を起こして、自分や家族を守ってください。

 次回も引き続き、入院後の記事を作成しようと思います。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

2020/06/07読みづらい箇所を軽微な修正をしました。

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