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one visaオウンドメディア【1年半で154倍】規模への成長秘話

「世界から国境をなくす」というミッションを掲げる東京のスタートアップ、one visaの活動の舞台裏をご紹介するこちらのnote 。
Webマーケターの間で人気急上昇中のサービスHubSpotのユーザー会にて、one visaが運営するオウンドメディア「one visa journal」のメディア規模を1年半で154倍にした成功事例をCOO野田がお話しました。

初めてのインバウンドマーケティング。「オウンドメディア」がなぜ最優先?

2018年1月に開設されたオウンドメディア「one visa journal」。運用開始から1年半で、現在150件の記事が公開されています。

「期限を1日過ぎたら強制送還?更新申請中にビザが切れた時の対処法」
「日本人の配偶者と離婚した場合、その方の在留資格(ビザ)はどうなるの? 6ヶ月で取り消し?」

...などなど、とてもニッチな内容ながら、外国籍人材を雇用する企業にとっては「これが知りたかった!」と言われる記事を、コツコツ週に1、2回のペースで更新し続けています。

そんな「one visa journal」は、オンラインビザサービス「one visa」を認知していただくためのインバウンドマーケティングとしての機能も果たしています。

野田「僕らのターゲットである"外国籍人材を雇用する人事担当者"は、母数もまだ多くはないニッチな層のため、Facebook広告等ではなく「外国人 従業員」などのキーワード検索からの流入で見つけてもらう必要があると考えました。そこで、知見は少ないながらもオウンドメディアのインバウンドマーケティングに挑戦したというわけです。」

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会場「私の会社はマーケティングが一人で、営業もCSもこれから整備していく...というフェーズで、当時のone visaさんの状況に似ていると思いました。リソースが少ない中、ゼロベースからマーケに着手するとき、なぜオウンドメディアから手をつけたのですか?」

野田「一番始めにオウンドメディア(インバウンドマーケティング)に手をつけた理由の一つは、これらが足の長い施策だからです。例えばWeb広告などは投入する予算に比例して比較的すぐに成果が出しやすい一方で、オウンドメディアはマーケ施策が効果的な規模感になるまで、最低でも1年はかかると思います。
その時に大事なことは、会社として、1年後にはこうなっているので今はKPIは追わないでください、という点を認識合わせしておくこと。覚悟しておくことだと思います。」

知見ゼロ・リソースなし・新卒メンバーを育成しながらの土台づくり

野田「実際にオウンドメディアを開設する上で気をつけていたいくつかのポイントがあるのですが、一つは、実名、顔出しが可能な行政書士のみをライターとしてお招きし、記事のクオリティ・正確さを担保することです。」

野田「また、少しPVが軌道に乗ってからは当時インターンで入ってくれた町田にどんどん権限を渡し、今ではメインで担当してくれています。法務や経理などのコーポレート業務と兼務しながら、彼自身が行政書士の資格を持っているので記事のレビューも担ってくれています。」

驚異的な成長スピードの裏には...

会場「この図を見るとやはり一番気になるのが、1年半でメディア規模が154倍になった一番の成功要因をお聞きしたいです。」

野田「それは正直なところ...とにかくプロの力に頼り切ったから。つまりはHubSpotさんのサポートのお陰です!(笑)始めは担当者もSEOのSの字も知らない状態だった中、HubSpotさんとの3〜4回目の定例会議後にはもう知識がつき始めていたんです。」

野田「さらにポイントとしては、毎回アジェンダをこちらで持っていって、この施策の場合AかBどっちなのか、みたいな、実務の中で生まれた具体的な質問を一気に投げかけて潰してもらうことで、社内にどんどん知見が溜まっていきました。このフェーズで自社のマーケティングの土台ができた実感があります。」

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野田「そこで今後は、メディア規模の拡大=PVではなく、MQL(Marketing Qualified Lead:マーケティング活動によって創出されたリード顧客の数)にこだわってone visa journalを運営し、営業に繋げていく予定です。」

すべては「世界から国境をなくす」ために。
one visaはこの壮大なミッションを一緒に追いかけてくれる仲間をまだまだ募集しています。今回のお話で紹介したマーケティングの施策に寄り添って、one visaの営業を仕掛けてくれるメンバーを、特にお待ちしています。
まずはお気軽にお話だけでも。
あなたにお会いできることを楽しみにしています!


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