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信州ワイン

 最近テレビで国産ワインが美味しいというのを見た。そういえば、最近ワイン飲んでないなと思いを巡らし、ちょっと買ってみようかな、それも国産のワインをと衝動的に思ってしまった。

 あまりワインを買わないのは嫌いだからではなく、毎日何かしらを飲んでいる私としては、ワインは買ってしまったらその日のうちには飲んでしまうか、持ち越しても翌日までと思っているので、ついついコスパが悪いと感じてしまうから。ビール、焼酎、日本酒、ウィスキーといろいろ飲んでいるのだが、もしワインにハマってしまうと安いハウスワインだとしても、月何万円もの出費になりそうで年金暮らしの身としては分不相応となる。なので、たまーーーに、買って飲むくらいがちょうどいい。(実はたまに飲む方が美味しく味わえるだけかもしれない)

信州産の赤ワイン

 私はワインはどちらかといえば白が好みである。ポリフェノールブームで赤がもてはやされるのだが、透き通った薄ーい黄金色の白がキリッとした味わいのほうが好きだ。そう言いながらも、今回は赤を買ってみた。スーパーで並んでいる国産ワインは赤が多く陳列されていたからかもしれない。1,000円を少し上回るくらいのワインを探していて目についたのが、写真のワインである。信州産である。もちろんぶどうも信州産。酸化防止剤も入っていないので、やはり国産は安心して飲めそうというのが最初の印象。これまでワインを買う時は、たいてい、イタリア、フランス、スペイン、チリなどのワインだった。振り返ってみても国産ワインを買って「よかった」と思ったことはあまりない。国内のワイナリーなどに行って売っているワインを買うことはたまーーーにあるが、大抵はやっぱり買わなければよかったなと思うことが多い。それは、全体的に甘いと感じるから。どちらかといえば酸味があってキリッとしているほうが好みだからである。

 しかし、テレビで国産ワインが洗練されてきたというレポートをしているのをみて今回は買ってみようと思ったのである。しかもリーズナブルな価格の赤を。さて、だいぶ引き伸ばしてきたが、飲んだ感想はどうかということをお伝えしたい。ワインはこれでもかというくらいに薄いガラスのワイングラスで飲むのが好きである。指で弾いて余韻が響き渡るようなワイングラスが好きだ。写真のワイングラスはかなり前にクレジットカードで貯まったポイントで交換したグラスでペアで持っているものである。結構気に入っているグラスだ。アルコールを飲む時には良い酒器で飲むとお酒の値段以上の味わいを得られる錯覚を感じるので、酒器はいいものを使いたい。お酒自体はしょっちゅう買うことになるが、酒器は何年も買い替えることはないと思うので、ちょっといいものを持っておくと心にゆとりができる。幸いなことに私には、娘が買ってくれたものや、会社を辞める時にいただいた、いい酒器がある。(なんだかんだ言っているが、リクエストした貰い物がおおい)

 表示的には、甘辛度3の中口という表示のワインだった。ただし、コメントには渋みが少ない中口とある。葡萄の種類はコンコードとあるが、もともとぶどうに詳しくないのでよくわからない。私の舌で感じたのは「やっぱり甘い」ということとこの味は妻や娘は好きそうということだった。しかし、美味しくいただけたので満足ではある。ぶどうの香りが心地よく鼻を通っていき、口に含むと甘みを感じた後ぶどう特有の渋みがほんの少し残る。口の中に残るワインの後味はなんともいえず心地よい。赤特有の感触だ。次はやっぱり白を買ってみたいと思っている。多分数ヶ月先になるのだろうとは思うが。。。

 ネットを見ていると、国産ワインと日本ワインは違うという記事が目に止まった。輸入したブドウを使って国内で作ったワインを「国産ワイン」、日本の葡萄を使って国内で作ったワインを「日本ワイン」と呼ぶらしい。なるほどと思った。これまでは意識したことがなく、国産と書いてあれば国内生産の葡萄を使っているのかと思っていたくらいだ。ということで、今回買った信州ワインは「日本ワイン」ということになる。よく見たら、上記の信州コンコードワインのリンク先にも日本ワインと国産ワインのカテゴリーがついていた。

 noteのおかげで、記事を書く時に色々と調べる癖がついてきた。これはいい習慣だなと自分でも思っている。ボケ防止にも最適だ(笑

 もうワインボトルは空いてしまったので、また焼酎に戻るかなぁ。


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#ワイン #国産ワイン #信州 #赤ワイン #日常 #晩酌


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