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バトンズの学校1期生。 札幌に住んでいます。

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    スティーブジョブズにはなれないけど

    「スティーブジョブズのような世界を変えてしまう人にはなれないけど、自分の世界くらいは変えられる」をコンセプトにつくったZINEです。つらいことがあったときに、読み返したい本ができました。ページ: 28サイズ: A6イラスト:ハルカ(https://www.instagram.com/okom_esan/)2023年4月制作notehttps://note.com/oni_3min
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マガジン

  • ZINEの制作日記

    noteに書いていた文章をまとめて、ZINEをつくるまでの記録。

  • かく、つなぐ、めぐる。

    • 32本

    『かく、つなぐ、めぐる。』はライター・古賀史健さんが開講したbatons writing college (バトンズの学校)の1期生有志によるマガジンです。「書くこと」を通じて出会った仲間たちと、これからもつながっていける場をつくりたい。そして、古賀さんから受け取った大切なバトンを胸に、この先もみんなで書き続けたい。そんな思いから、私たちはこのマガジンを立ち上げました。毎月、2つのキーワードをもとに、11人の"走者"たちがバトンをつなぎます。記事の更新は3日に1度。書き手それぞれの個性的なエッセイをお楽しみください。

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    スティーブジョブズにはなれないけど

    「スティーブジョブズのような世界を変えてしまう人にはなれないけど、自分の世界くらいは変えられる」をコンセプトにつくったZINEです。つらいことがあったときに、読み返したい本ができました。ページ: 28サイズ: A6イラスト:ハルカ(https://www.instagram.com/okom_esan/)2023年4月制作notehttps://note.com/oni_3min
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最近の記事

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北海道に来てもうすぐ1年元気にやっています。

去年の8月末に埼玉から引っ越してきたので、もうすぐ札幌に住んで1年。体感したことのない寒さはゆるんで、今はじめての夏を迎えています。季節が4回も変わったのだから、環境もいろいろと変わるものです。いい区切りとして、この1年のことと、これからのことを書いてみました。 北海道で豊かさを知った2022 札幌に住み始めたのは、昨年の8月末。転職を機に埼玉から引っ越してきました。それまで実家に住んでいて、旅行にもそれほど行かない出不精な性格でした。だから札幌の会社に転職した理由は、世

    • バトンズの学校のみんなへ

      お元気ですか。わたしは北海道で元気にやっています。今はテレビ局で働いています。まだバトンズの学校に通っていた2021年には、全然思ってもみなかった人生になっているから不思議なものですね。 テレビの仕事は楽しいです。ときどきピンチヒッターとして撮影に出かけたりもしています。まだまだ行くたびに「こうしたらよかったのにな」という後悔はつきませんが、はじめて会う方たちに取材をするのはワクワクします。テレビで流れたあとには、お礼を言ってもらったりもして胸がいっぱいになります。 放送

      • 推し活にめざめる

        わたしはいわゆる「推し」をつくらないようにしていた。アイドルを応援することで、自分の人生をおろそかにしそうで怖かったのだ。だから当然、アイドルなどの推しがいる人がいう「推しが幸せなら幸せ」だとか、「推しはみんなのもの」だとか、そういう推しを公共財化するという考え方にも疎かった。 けれど今日、わたしにも推しができてしまった。できてしまったというより、実はずっと推していたことに気づいたという方が適切かもしれない。 12時半すぎ、食堂にいくと「Bランチ」が売り切れていたのだ。日

        • 層雲峡ラーメンには具を入れろ!

          面倒でもぜったい具を買ってから食べた方がいいと言われて、購入したラーメン。その名も「北海道層雲峡ラーメン」。 層雲峡という場所にはまだ行ったことがないけれど、地図をみると上川町の所属だった。上川町は旭川よりもちょっと右に行ったところにある町だ。 上川にあるPORTOというコミュニティスペースで買った「北海道層雲峡ラーメン(しょうゆ味)」。そこで働く大村氏が、あまりにおいしいというものだから買ってみたのだった。買うときには、面倒でも絶対に具を買ってから食べた方がいいと忠告を

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        北海道に来てもうすぐ1年元気にやっています。

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        • ZINEの制作日記
          7本
        • かく、つなぐ、めぐる。
          32本

        記事

          すぐそこに夏のおわり

          日が短くなった。少し前なら7時半を過ぎても明るかったのに、今はもう7時になると夜だ。 北海道ではよく言うことがあって、それは「お盆を過ぎたら夏はおわり」だったりする。そんなまさか、とだいぶ疑っているのだけど、来週の天気予報を見ると、そうなのかもしれないなと思う。25℃、24℃、25℃、25℃。すっかり秋みたいな最高気温が並んでいる。 テレビ塔がみえる大通公園でやっていたビアガーデンも、いつの間にかおわっていた。職場で5枚もらった割引券は、結局1枚も使えなかったな。 こな

          すぐそこに夏のおわり

          北海道の滝上にパワースポットができたって知ってる?

          北海道の滝上にパワースポットができたって知ってる? その場所の名前は「ふくらい家」。お寺でもなく、光る洞窟でもなくて、ゲストハウスだ。ここに来たら、強制的に明るい気持ちになってしまう。そんな不思議な場所が、北海道に誕生した。 ふくらい家に行くことになったのは、同じ職場で働いている谷さんが一緒に行く人を募っていたからだった。谷さんは、ふくらい家のオーナーの友人。ぜったいに楽しそうだったので、わたしも行くことに。 到着すると、そこはコンクリートの四角い建物。外にはソフトクリ

          北海道の滝上にパワースポットができたって知ってる?

          灰色のよる

          札幌で過ごすはじめての夏が始まろうとしている。去年の今頃は、6月なのに30℃を超える埼玉にうんざりして、北海道へ脳内旅行をしていたものだった。けれど実際の北海道は、ふつうに暑い。ところによると、涼しいところはあるのだけど、少なくとも札幌はとっても暑い。ここ最近毎日30℃弱で、今日は夏特有の蒸し暑ささえ感じた。通勤するだけで汗をかく。 そうやって、関東と変わらないなと思うこともある一方、やっぱり違うなと思うこともあったりする。びっくりしたのは、19時を過ぎても、19時半を過ぎ

          灰色のよる

          ZINEの制作日記 Vol.6 #入稿そして発売

          これはわたしがnoteに書いていた文章をまとめて、ZINEをつくるまでの記録である。 ついに入稿 着想から約半年、ようやく入稿にたどり着きました。……長かった。 当初の入稿予定から3ヶ月ほど遅れてのフィニッシュ。 大学生のときにも何冊かつくったことがあったけど、やっぱり雑誌をつくるのは想像以上に時間がかかりました。もうこれで最後にしようと思ったくらいです、大変すぎて。 なにが大変だったのか。振り返ってみると色々あるけど、一番は妥協をする決意をするのが大変でした。

          ZINEの制作日記 Vol.6 #入稿そして発売

          幸せのリハビリ

          最近のわたしはというと、転職をしてテレビ局で働くようになったり、北海道の各地を旅行したり、ZINEを販売しはじめたりしています。 自分のスキルの低さにうんざりしながらも毎日楽しく働けているし、文章を書くこともできているし、気兼ねなく話せる友達が各地にできて、自分の力で冊子をつくることもできた。 「充実」の教科書があったら掲載されるような生活をしていて、だからこそ自分のことを書けずにいました。というより、書き方がよくわかりませんでした。去年は本当に身の回りにいろんな事件がつ

          幸せのリハビリ

          雪解けの発端は雨。

          昨年の9月に埼玉から引っ越してきてから、そろそろ半年がたつ。札幌も冬がおわろうとしている。この6か月は、体感として2年くらいだった。きっと新しく知ることが多かったからだと思う。カメラロールに写真がたまる速度が加速し、Googleアカウントの容量はいっぱいになった。いつGmail宛てのメールが届かなくなるか、ひやひやする毎日を送っている。 近所の喫茶店でナポリタンを食べた後、料理担当の奥さんに、雨ですね、というと「道路がきれいになるかもね」と返ってきた。へえ。3月にふる雨は雪

          雪解けの発端は雨。

          ZINEの制作日記 Vol.5 #試し刷りをしてみた

          先日、印刷会社に試し刷りをお願いした。 せっかく作るのだから、今までやったことないことをしたくて、リソグラフという版画みたいに色を重ねていく方法で印刷をしよう。それから綴じ方は、ミシンで縫ったような糸を使うんだ。 などと考えていたので試し刷りをした、という経緯です。 出来上がったものはインクが薄すぎたり、思った色ではなかったりして、入稿までにいろいろ変更しなければいけないみたいです。 でも結構、ほくほくした気持ちになりました。固体として目の前に存在しているだけで、なん

          ZINEの制作日記 Vol.5 #試し刷りをしてみた

          はじめましての方と、いつもありがとうございますの方へ

          2023年になったので、あらためて自分のことを書いてみます。 身元 1997年生まれの25歳(女)、夏生まれです。去年9月から転職を機に、北海道へ引っ越してきました。それまでは埼玉で生まれ育ちました。札幌の冬は関東に比べると格段に寒いですが、空気が澄んでいて気持ちがいいです。ときどき、back numberが歌い出しそうな雪が降ります。それもいいです。 会社では、企画・編集アシスタントとして働いています。記事を書いたり、開催するイベントの準備をしたり、会社でやっているT

          はじめましての方と、いつもありがとうございますの方へ

          ZINEの制作日記 Vol.4 #やればやるほど気が遠くなる

          これはわたしがnoteに書いていた文章をまとめて、ZINEをつくるまでの記録である。 入稿日を迎えた。正確には、入稿を予定していた日を迎えた。全然できあがっていない。進捗度でいうと、60パーセントくらいだ。 イラストレーターさんに頼んだイラストも完成間近で、誌面のデザインもおおかた定まった。発注する印刷会社もきめて、エッセイもほとんど書き直しおわっている。 だけどまだまだ、やることが山ほどある。冊子の最初と最後にのせる文章をかくこと、誌面のレイアウトを整えること、文章の

          ZINEの制作日記 Vol.4 #やればやるほど気が遠くなる

          すっぴんで行ける距離に、ナポリタンがあってよかった。

          カレンダーに「ナポリタン」と入れたのは3日前だったと思う。この日は、ずっと行きたかった喫茶店でナポリタンを食べると決めていた。 ここは駅から家に帰るまでの間に、ぜったい通る場所にあるお店だ。営業中はいつも外に看板が出ていて、その看板には色褪せた写真の下に「昔ながらのナポリタン」と書かれている。会社に行くときにはすでにお店は開いていて、わたしはいつもナポリタンのことを想いながら、この道を通っていた。 今日はついに、そのナポリタンとご対面だ。まだ朝の10時半くらいだったから、

          すっぴんで行ける距離に、ナポリタンがあってよかった。

          やりたいことを言ってみる。

          買うときにはちょっと高くても、自分に似合う服をながく着るのっていい。 そう思っているから、すごくすごく安い値段で売っているお店が繁盛しているというニュースを聞くと、少しだけ落ち込んでしまう。 わたしの祖父は、スーツの職人だった。とても技術力が高くて、だれもが知っている人のオーダースーツをつくっていた。 だけど豪邸に住んでいるわけではなかったし、お正月に遊びにいったときにも自宅の一室に籠ってスーツを縫っていた。 祖父がなくなったとき、棺のなかに祖父のお姉さんがチャコペン

          やりたいことを言ってみる。

          この部屋は自分で借りているという事実に、たまに少しだけ感動する。

          ときどき、自分のお金でこの部屋を借りていることに感動することがある。なんの脈略もなく、そんなことを考える。 今いる場所は、自分で稼いだお金で借りている空間だ。 実家にいたときには、自分の家は当たり前にあった。なんの疑問も持たず、そこに出入りができた。 けれど今の部屋は、わたしがお金を払うのをやめれば立ち入り禁止だ。払い続けているから、ここにいることができている。 仕事があってよかった。毎日働いていてよかった、などと思う。 取るに足らない感動だけど、少しだけわたしの自

          この部屋は自分で借りているという事実に、たまに少しだけ感動する。