5秒ルール 2.0

アメリカでコメンテーターや講演家として活動しているメル・ロビンズさんが考案した『5秒ルール』をご存知だろうか。
何かを克服したい時、何かを決断しないといけない時、「5、4、3、2、1、」とカウントダウンし、何も考えずに行動する、というものである。

私はとてつもない先延ばし屋である。
学校の宿題も絶対に夜中にやるし、夏休みの宿題なんかは夏休みの最終日に全部やる。
もちろん、先にやったほうがいいのは分かっている。しかし、無理。絶対に無理なのだ。

そんなときに出会ったのが、この5秒ルールだ。
私は実践してみた。
そして気づいた。

意味ない。

なぜなら、5秒をカウントするのは自分だから。
そして5秒カウントした後に動くかどうかを決めるのも自分。そして、動かなかっても何も起きない。
案の定、私に5秒ルールは適用されなかった。
なんなら、5秒カウントしたら、5秒ルールを使うかどうか決めよう、なんて日もあった。

そこで最近私が生み出したのが、『5秒ルール 2.0』である。

『5秒ルール 2.0』では、5秒カウントした後に動かなければ、家族に不幸が降りかかるということになっている。ようは、5秒ルールを守れなかった場合に罰があるようにしたのだ。
でも、いくら罰を決めても、その罰を実行するかどうかを決めるのも自分である。
怠け者の私は、おそらく罰すらも実行できない。
そこで思いついたのが、スピリチュアルである。

私はとても家族のことを愛している。
もう一度言うが、私はとても家族のことを愛している。

知らない人<<<友達<<<<<<<<<<自分<<<家族

である。
だから、家族に嫌なことが起こるほうが、私に起こるよりも嫌だと感じる。
家族に不幸なことが起きるのは、私にとってはとてつもない罰である。そして、私はそのことをコントロールできない。


本当に効果あるの?と思っていると思う。
そんな人は、おみくじについて考えてみてほしい。
もしあなたが「おみくじなんて…」と考えている人であっても、引いたくじが「凶」なら、「何か嫌なことが起こるかも…」と心のどこかで感じるだろう。
まさにそれ。
表面的には信じていなくても、心のどこかでは信じている。それを罰として利用したのだ。

もしあなたに、家族より大事な存在がいるのなら、その人を利用してもいい。自分自身が最も大切なら、あなた自身を利用しても良い。
大切なのは、不幸が降りかかる、そしてあなたはそれをコントロールできない、ということである。

皆さん、ぜひ使ってみてね。

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