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中国の野外遊び「老鷹捉小鶏」が、日本最古の鬼ごっこ「ことろことろ」に似ているお話

こんばんは!鬼ごっこ協会です。

今日は、中国の野外遊び(鬼ごっこ)の『老鷹捉小鶏(ラオインプシャオジィ)』が、日本最古の鬼ごっこ「ことろことろ」に似ているというお話をnoteに書いていきます。

■日本最古の鬼ごっこ『ことろことろ』とは?

ことろことろは、日本で最も古い鬼ごっこの一つであるとされています。1300年昔からあるとされており、神社仏閣で五穀豊穣、天下泰平、疫病退散などを願うための儀式として行われていたことを起源とされています。もともとは、子どもの遊びではなくて、神事として行われてきた歴史があります。詳しくは、下記の公式サイトをご覧ください。

■中国の野外遊び「老鷹捉小鶏」とは?

中国に、日本の「ことろことろ」に酷似している鬼ごっこがありました。「老鷹捉小鶏」という鬼ごっこです。意味としては鷹が鶏を捕まえるという意味になり、親鶏が小鶏を守るという遊びになります。内蒙古(内モンゴル自治区)の方では、「チーノホーニノギイデポ」という遊びで狼と羊の役割で遊ぶそうです。

遊び方は、以下の通りです。

①じゃんけんで、「鷹」1人「めんどり」1人を決めて、残りは「ひよこ」になります。
②めんどりが先頭に立って、ひよこ達はめんどりの肩を掴んで1列に並びます。
③鷹はめんどりに向かい合って立ちます。
④遊びが始まると、鷹は1番後ろのひよこにタッチをしようとして、めんどりは左右に動いて、一番後ろのひよこがタッチされないように守ります。
⑤鷹がひよこにタッチ出来たら勝ち。

■日本の「ことろことろ」と中国の「老鷹捉小鶏」の違い

この2つのもっとも違うところは、「鬼」という役割が日本のことろことろにはあるところです。中国は日本の「鬼」にあたるものが「めんどり」になっています。親が子を守るという構図は、とても似ています。あとの違いは、人間がやっているか、動物がやっているかの違いとなります。

2つとも総じて言えることは、遊んでいる子ども達の表情は同じです。
楽しいという気持ちは、万国共通で嬉しいことですね!

こうして、2つの似ている遊びでも背景が異なっていることを考えると、国によって多様性があることがわかって、とても興味深いですね!

引き続き、海外の野外遊びについては注目して、記事にしていきますのでお楽しみに!

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