見出し画像

コーギー「私はノロマなクリイロハコヨコクビガメです」

(コーギーは 登場しない)


久しぶりにTHE NOVEMBERSというバンドのライブチケットを取った。いちおう七月に催されることにはなっているようなのだが、正直どうなるかわからない。いつまで続くんだろうこれは……。イベントも遊びの予定とかもそうだけど「アレのせいで中止になるかもしれない」という思いを抱きながら楽しみに待ったり不安になったり過去の良かった点を思い返したりアレに付随するいろいろなことに怒りを覚えたりするのはとても疲れる。なにより、それら『場』や『もの』を創出する、『不要不急』ではなく『社会生活の維持に必要』なしかるべき仕事をしている人たちが犠牲になったり、謝罪をしたり、一部の心ないことを言う人たちに追い詰められている場面を見るのがいたたまれない。やり場のない怒り、いややり場ははっきりしているんだけど、問題はそれをぶちかましたところでなにも起こらないことだ。こっちがさらに困るだけ。あっちはあんまり困らない。も~おかしくなりそ~

(大滝おすすめのノベンバプレイリスト)



小説がうまく書けない。書けているけど、なんとなくあともう一歩、奥というかコアというか、そんな場所にたどり着けない。そういう手ごたえがない。もちろん、書いたときは自分の最高瞬間風速てきなものを出しているし、本人が「読め!!!!!!!!!!!!!」(DON)みたいな気持ちでいないと読んでくれる人も読んでくれない。というか、下手だけど読んで、自信ないけど読んで、ってめっちゃめっちゃ失礼じゃないですか普通に考えて。だから、直近で出した本に収録した「腹に麺類、そばにペンギン」「残り香はぺたぺたついてきた」や、連載のショートショート「森の仲間たち」「スパイラル」とかはもちろん、過去に書いた作品もすべて、自信を持って出している。後悔はさせない。ぜひ読んでください。

でも、ブレイクスルーが必要な気がしてならなくてメンタルが終わっている。焦っているのかもしれない。周りがばんばか連載を完結させ、同人誌を出し、公募に出し、一定の結果を出している状況に。もっと努力が必要なのだ。大滝はひとつ連載を止めているし、ティアに出すはずだった短編集もいくつかお話を途中まで書き「なんか違う~~~~~(破壊)」としたので出せなくなった。頑張ってませんね。でも、おかげで書きたいものを見つけることができた。願わくば、これがブレイクスルーにならんことを……。大学のころからなんだかんだこんな感じでやってきたので大丈夫だと思うけど……。

進化しなくてはなにもできない。絶対的な小説パワーを発揮しなくてはならない。全員ぶっ倒してやるぜ~(わりと自分への信頼度は高い)(高いというか自分の生み出す小説が宗教で寄る辺だから……)


生まれてこのかた、行きつけと胸を張っていえる喫茶店がない。大滝の住んでいるところではなぜか喫茶みたいな形態の個人店の定着率が非常に低い。親は「この町には貧乏人しか住んでない(意訳)」というけれど、それでは悲しすぎる。いちおう、それなりに通っているおいしいシェイクを出すアメリカン風のお店はあるけど、日曜祝日に営業していない・やってても閉店18時の趣味色強めのお店で、行きたいときに行けない。だから、けっきょくコメダか珈琲館かイタトマをぐるぐるすることになる。で、作業も大してはかどらないまま帰路につく。大滝の鈍重すぎる筆は、数百円を人質にとっても進みが悪い。

福生の米軍基地沿いの道に「The MINT MOTEL」という比較的最近できたお店があるのだが、ああいう喫茶店が近所に欲しい。去年の12月のTAMAコミの帰りに立ち寄ったのだが、すっかり気に入ってしまった。犬とかフロートとかの形をしたかわいらしいカップケーキを満載したショーケースや、おそらく本場のものをそのまま持ってきたとおぼしきワッフルメーカー、トニー・ザ・タイガー(ケロッグのトラ)が印刷されたシリアルサーバーなどが並ぶ明るい店内で、クリームソーダをのみながら眺めた店の外を眺めた時間をときどき思い出す。外を年老いた柴犬が歩き、車が走り抜け、食事をとる前にトイレの洗面所で洗った手からは海外の石鹸の甘ったるい香りがして。なんかあまりにも素晴らしくて詩を書こうとしたが、うまくいきませんでした。ひどすぎたので没も消してしまった。でも、今度行ったらちゃんと完成させたい。夕暮れ時の外の暗さと、自分以外にテイクアウトを待つお客さんと店員さんしかいなかったあのときの雰囲気が、なんかすごくよかったから……。けっこう人気店らしいので、次いったらそうはいかないのかもしれないけど。

クリームソーダとカップケーキ(かわいい)

動物園。喫茶店。美術館。博物館。ネットカフェ。居酒屋。イベント。イベント。旅行。イベント。行きたいところが多すぎる。全部まとめてよくなってほしい。だがそんな都合のよいことはおきない。そのときのために頑張ったり、今のことを覚えておくしかできない。でももう疲れた。コーギー、なんとかしろ(無茶ぶり)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?