見出し画像

大滝のぐれ 2023年ふりかえり

毎年こういう振り返りみたいなことやろうとするんですけど、なかなかうまくいかなくてちゃんと実行できたためしがありません。なのでやります。個人的にビッグでうれしいことをいくつかした年でしたので……
かなり長くなってしまいましたが、備忘録風味で、エッセイ的な感じで楽しめると思います。見出しでも各トピックに飛べます。

・中篇小説「ゾンビハンター香里奈のゾンビ鉈」刊行

今年五月の文学フリマ東京にて初頒布。ひょんなことから自身のストーカーを殺害してしまった副業ゾンビハンター•香里奈が、友人である専業ゾンビハンターのツバサ、ゾンビ研究者のコニーと共に、山奥にあるという秘密の死体処理場へそれを埋めに行くが……?というお話です。
本当は今年一月の文学フリマ京都に持っていこうとしていた新刊に、別の作品と合わせて短編として発表する予定でいました。

ですが、お察しの方ももしかしたらいるかもですが、実は去年くらい~今年の五月あたりまで大滝はバカデカスランプにおちいっており、それはかないませんでした。大滝はいったん中盤まで執筆が進んだらほとんどの作品を書きあげられたりしていたのですが、そのときは極端にその打率が低くなっていました。数百字~数万字と開きはありますが、たぶん去年~五月までで二〇~三〇個くらいは作品を没にしたと思います。
このゾン香里鉈は、一月の時点で途中(高速に乗るシーンあたり)まで書いていったん放り投げたものを「やっぱこのテーマ捨てるの惜しすぎる」と思って最初から書き直したものになります。その過程でシーンの追加や削除、展開の変更などで中篇くらいの文量になったため、単体で本にして出すことになりました。
これと、後述するアンソロジー寄稿作とビッグできごと①の小説を書いたことで、大滝はこの危機的状況から脱することができました。ありがとうございます。

ゾン香里鉈表紙
ゾン香里鉈裏表紙

人と人とが関わり合う中で必ず発生してしまう感情や関係性、そこにからみついてくる他人の視点へのひとりよがりな想像や、「こうあったらいいのに」といった自分の気持ちを他人になすりつけてしまうこと。また、自分も誰からそうされてしまうこと。そういったもののままならなさや危うさ、というのがこの作品のテーマです。人間、ゾンビ、ゾンビハンター、死霊術師。さまざまな存在がいきかうこの世界は、見えないだけでそこかしこを地獄に通じる暗い穴に囲まれているかもしれない。そんなことを考えていた気がします。
これからも、継続的に文学フリマやBASE、渋谷〇〇書店で頒布していこうと思っています。

•閑窓社発行文芸アンソロジー『閑窓vol.6 常しなえの佳日』に小説『ライク ア ラズベリー』を寄稿

閑窓社さんというサークルが発行する文芸アンソロジー『閑窓』に、『ライク ア ラズベリー』という小説を寄稿させていただきました。『架空の百貨店』がテーマになっており、八満屋というその共通の百貨店の中で繰り広げられる八つのお話が収録されています。そのため、冒頭についたフロアマップなどをながめながら作品を楽しむことができます。五月の文学フリマ東京にて初頒布されました。

『ライク ア ラズベリー』は、屋上にあるホットドッグのワゴンやヒーローショーの舞台、八満屋の休憩室を主な舞台とし、フリーターの主人公とひょんなことから正体を知ってしまって仲良くなった宇宙人(ふだんは人の着ぐるみをきている)の、心温まらない交流と死ぬまでの余白にしか思えないこの社会と日々のことについて書いた小説です。先ほども書いたとおり、スランプを抜け出す一因となった作品です。
サンマルクカフェ東京大久保店で初稿を書き終えたときのたしかな手ごたえを、今でも鮮明に覚えています。けっして楽しい話ではない(大滝の小説はわりとそう)ですが、やはり小説を書くのは楽しすぎる!!!!!と思うことができました。なおこの日に大滝は席を立った拍子にアイスコーヒーを床にぶちまけて店員さんを困らせていました。

シェアワールドみたいな手触りのアンソロジー中の一作で『人の姿をした宇宙人がけっこうたくさんこの社会に潜伏している』という設定をかましてしまったにもかかわらず、こころよく受け入れてくださり本当にありがとうございました。他の寄稿者の方々の作品も力作ぞろいでとても読んでいて楽しかったです。橋本ライドンさんの漫画もすごく好きだったので、扉のイラストで劇中のホットドッグワゴンが描かれていてとても嬉しく……。貴重な体験をしました。


・武内颯人『花と負け組』PV宣伝文を提供

(タイトル敬称略失礼します)
武内颯人さんという作家さんにお声がけいただき、ありがたいことに『花と負け組』という上下巻の小説のPVの冒頭宣伝文を書かせていただきました。動画再生後すぐ表示されるやつです。こちらもゾン香里鉈とおなじく、五月の文学フリマ東京にて初頒布された小説です。
横浜を舞台に、プロジェクションマッピングと連続殺人と三人の高校生の行く末、暴力と表現と芸術の話が展開されていく小説です。

宣伝文を書くにあたり、一足先に読ませてもらっていましたが、これは間違いなく傑作だよ……と思っていました。てか俺がやりたかったのに!!!!という要素が多くてもだえたりもしました。
武内さんの小説は今までもいろいろ読ませていただいており、ついこのあいだも大滝はツイッター上で最新作『神のオルガン』の感想をつぶやかせていただいたばかりなのですが、ずっしりとした『厚み』を感じさせつつも、それを絶妙な構成やバランス感覚でつなぎ合わせてつぎつぎとページをめくらせていくような作風、物語は唯一無二だなと思っています。
現に『花と負け組』にも、確固たる調査や下調べのもとに積み上げられた要素とメッセージと同時に、主人公たち三人の高校生の青春、彼らが形作っていくプロジェクションマッピングのゆくすえなどが盛り込まれており、かなり多層的な味わいがあります。

すべてに優しく、すべてに冷酷な『私たち』。作中でもがく主人公らの選んだ表現とその覚悟、慈愛と蹂躙の結末を、私たちには見届ける義務があります。もしよければぜひ。

また、武内さんは『ゾンビハンター香里奈のゾンビ鉈』のレビューを書いてくださっています……ありがたい……こちらもあわせてどうぞ。
そして、たぶん年明けになにか武内さんとささやかな企画をやるんじゃないかなって……続報をお待ちください。


・短編集『超躁猫猫死』三刷

サウナで竜になる男や高山で眠り続ける女や、路地裏の仲間たちや花になったクラスメイト、あなたとわたしと鉛筆で書かれた鳥の絵、最悪なインターネットと猫の話を収録した短編集『超躁猫猫死』(読み……ハイパーマニックにゃんにゃんデス)が、おかげさまで三刷と相成りました。ありがとうございます~
短編集が一冊あると安心できるので、こうしていろいろな人に手に取っていただけて嬉しいです。来年は短編集新しいの出したいですね。短編集のことがだいすきなので。


・紅坂紫さん主催 通過儀礼テーマWEBホラーアンソロジー『INITIATION』に小説『フルーツバスケット・セレモニー』で参加

「INITIATION」表紙画像

↑こちらのリンクから無料でPDF(アンソロジー本体)をダウンロード可能↑

創作、英日翻訳の領土などで活躍なされている紅坂紫さんが主催された、ハロウィンの時期に合わせたWEBホラーアンソロジー企画に参加させていただきました。通過儀礼をテーマにした二〇〇〇字ほどの小説がたくさんのっており、その中のひとつとして大滝の作品『フルーツバスケット・セレモニー』を掲載させていただいております。

特定の手順を踏むことで未来の自分に会えるという儀式『垣間見』を軸に、席からあぶれる、歌を歌う、沙汰を待った先にある解放。なにから? なにを? ということについて考えた小説です。


・ビッグできごと①音楽WEBマガジンmusit発行『Lil (W)AVE』に小説『増水警報』を寄稿

大滝の2023年振り返りはここからが佳境。まず最初はこちらです。

musitという音楽WEBマガジンがあるのですが、ひょんなことからご縁ができ、こちらのZINEに小説『増水警報』を寄稿させていただきました。

自分や文学フリマなどに出入りしている他の作家さんでアンソロジーを編んだり寄稿させていただいたりというのは何度かありましたが、そことはまた違う場所、今でも大好きだけど自分がプレイヤーとして立つことはあきらめた『音楽』に深く関係している方面からお誘いをいただいたのは初めてで、お話が来たときはほんとうに嬉しかったです。これもスランプを脱するきっかけになりました。西永福JAMでのライブの開場を待つ間、豆花を食いながら一気にメールで送るための概要を描き、最後は丸一日没頭して初稿を書き上げた記憶があります。本当に楽しかったです。

musitさんには、以前いっしょに『アンソロジー「暴力」』を作ったスペシャル友人のフジイさん(Fg)がいくつか寄稿をしており、それ以外のいくつかの記事やZINE『(W)AVE』も読ませていただいておりました。また、musit文芸部という特集ページもあり、そこの見出しに書かれている『音楽と文学は常に密接している』というキャッチコピーに個人的にかなり救われていました。
もうぜんぜん楽器を弾くことはなくなってしまったけど、今自分がやっている表現、文学がそこに通底している、だから無駄ではなかったという気持ちをずっと抱えながら過ごしてきたので、こうして違う誰かにそう言われることで、それが確固たるものになったというかほっとしたというか勇気づけられるというか、とにかくそんな気持ちになりました。

寄稿した『増水警報』は、ファミレスをテーマにしたもの、音楽をモチーフにしたもの、ということで、大好きなアーティスト・ゆっきゅんの『NG』という楽曲をモチーフに、ファミレスでだべる高校生ふたりの前にパンケーキを食べるイルカがあらわれたことに端を発するありふれた、だけどどうしようもなく劇的で避けられない別れについて書きました。それでもなお残る、割り切れない気持ち。『NG』やその他ゆっきゅんの楽曲群を聴いて感じとったイメージを大切に、友人のことやどうしようもない天変地異みたいな人間関係や環境の変化などに思いをはせながら執筆した記憶があります。

こちらは七月ごろの発行で、去年寄稿させていただいたアンソロジー『文芸同人誌ロゼット増刊号クラウン』『終わりのある脱毛体験コースアンソロジー』でもご一緒させていただいた鈴木レイヤさんや、アルティメット友人のFgさん、個人的に以前から小説のファンだった吉田棒一さんなどとご一緒させていただいており、とてもありがたい体験となりました。

まだmusitさんのオンラインショップやヨムキクノムという原宿・千駄ヶ谷にあるお店、ディスクユニオン新宿などで売っていると思います。大滝渾身・気合のストレートですので、もしよければぜひ読んでいただきたいです。

・ビッグできごと②中華料理小説・エッセイアンソロジー『びゃんびゃん』刊行

幅観月さんという作家さんと、その他三名の小説家・漫画家さんにお声がけさせていただき、幅さんと共同で『びゃんびゃん』というアンソロジーをつくりました。こちらは今年の十一月の文学フリマ東京が初頒布で、おかげさまでかなりお手に取っていただいております。年末年始がすぎ、印刷所さんが落ち着いたら増刷にかけようと考えております。

幅さんは学生時代からの友人で、ずっと同じサークルに所属し小説を書き合っていたので、こうしておたがい小説を書くことを続け、一緒に本を作れたことがとても嬉しかったです。自分がいた環境柄、創作活動に身をやつす友人は非常に多かったし今も多い方だとは思うのですが、やはりほとんどの子が就職などを機にそういったことをやめてしまう傾向にあります。文学フリマに出店している友人もかなり少なくなってしまいました。
個々人の事情もあるし仕方ないことで、とうぜん私にはどうにもできないししてはいけないことなのですが、個人的にはそれをかなり悲しく思っていて、それゆえこの本を作れたことが自分にとってはとても大きなことのように思っています。これからも、大滝は小説を書くことをやめず、どんな形でも続けていこうと思っています。大きなモラトリアムが終わっても『表現』を止めない、止めてやるものかという気持ちがずっとあるのですが、これからもそれを表出し続けていきたいですね。

『びゃんびゃん』についての話に戻ります。こちらの本にはひとりの小説家につき、小説とエッセイがそれぞれ一本ずつ、計八本の作品が収録されています。幅観月さん、ハスミケイさん、佐々光さん、大滝のぐれの作品が収録され、それを彩る表紙を横谷さんという漫画家さんに描いていただいています。

ハスミケイさんは、以前から大滝がこの人の小説はすごい……すごい……と思っていた作家さんで、こうして寄稿を快諾してくださり本当に嬉しかったです。本当にモチーフのとりかた、文章の流れや表現が素敵で、ピータンがゆをモチーフにした小説『センチュリーエッグ』やエッセイにもそれが如実にあらわれています。
佐々光さんは、幅さん推薦でお声がけいただいた作家さんです。宇都宮ぎょうざをモチーフにした小説『アイ・ラブ・ギョーザ』は、タイトルの雰囲気や作中であることから主人公が着ることになる「GYOZA!」と書かれたTシャツなどとは違い、自分のことにまつわるかなり切実な語りに満ちています。とても身の詰まった小説で、読み応えのある作品です。
幅観月さんは、もういわずもがなな筆力と雰囲気で他の追随をゆるさない作品を書く作家さんです。チャーハンをモチーフにした『夜の幽霊』は、多くを語りすぎない、だが確固たる強度のある語りの中で、ふたりの中学生がこころを通わせていくさまがとてもよかったです。

そんな力作が並ぶ中、大滝は『犬川のほとり』という小説を書きました。ラーメンどんぶりという生物にビャンビャン麺が生え、それを犬人間が食い尽くそうと迫る中、主人公がにおいを遮断するどんぶりにかぶせるふたを買いにいこうとする話です。現在の景色と過去繰り広げられた光景が主人公の中で交互に映し出されていくことで、今も昔も地続きで、なくなったわけではなくむしろせまってきているものについても書いています。

これを執筆したのは十月あたりでしたが、本当にあまりにも考えていたことが多すぎて、どれを作品に落とし込もうかかなり迷いました。大滝のぐれの小説は切実でユーモラスをモットーにしているのですが、かなりそれに近い、理想形のような小説が書けたのではないかと自負しております。

びゃんびゃん 表紙

そして、なんといっても忘れてはいけないのがこの表紙。大滝も幅さんも大好きな横谷さんという漫画家さんに今回お声がけし、表紙用のイラストを描き下ろしていただきました。横谷さんの漫画は、それこそ大滝のぐれがこの名前になる前、学生サークルで文フリに参加した帰りのモノレールの中でTwitterを見ていた時にたまたま目にしたときからずっと好きで尊敬していて、今回こうして表紙を描いていただけて、夢がひとつかなった気分です。激混みのモノレールの中で漫画を読んでいたあのときの大滝に教えてあげたい。本当にありがとうございます……あまりにもすてきすぎて引き延ばして部屋に飾りたすぎる……

また、横谷さんの漫画は先のモーニングの2023年9月月例賞に入選されています。もう皆さん読みましたよね?(?????)これからもずっと目の離せない作家さんです。『びゃんびゃん』、もうこれ家宝すぎる。ずっと一族の中で受け継いでいきたい。

でも小説もエッセイも表紙が持つ『すごみ』に劣らないぐらいすごいものがそろっているので、ぜひお手に取っていただきたいです~


・その他細かな活動報告「ゾーンディフェンス」「終わりのある脱毛体験コース」web再録

(あらすじ)
突如として発生し始めた地底人によって、あらゆることが停滞し、生活が一変した世界。
その弊害は、求職中の主人公・舞美にも容赦なく広がっていった。
実家に住まう親、ぬれせんべい、アルバイトをしながら夢を追ったり、普通に働いていたりする友人たち、無理解な他人。彼らのまとう『壁』により、舞美の心は少しずつ乱されていく……

地底人とぬれせんべいが広がる世界の中で起こる、人々の領域の断絶とすりつぶされる正義の話。

(あらすじ)
皮膚を剥がしてマグロやイルカの皮膚、ホタテジェット(推進力を得る)などを入れ込むのが一般的となった世界。プールにやってきたマグロ皮膚持ちの主人公は、隣のレーンにいた男に話しかけられる。皮膚に対してあれこれ不躾な質問をする彼に困惑しつつ、主人公は体を水の中へ滑りこませる。
ここはプールで、怒りや排斥の感情などは存在しない。が、男の存在は、きれいですてきなその空間に大きな波紋を広げていく……。

元あったものを取り替えきれいにすること。嫌だとおもってきたものを取り去りしあわせになること。マグロ皮膚と人間の皮膚、その境にあるものを考える話。

過去、大滝のぐれが発行したアンソロジー『ケーキを切れるごみくずども』に収録していた小説『ゾーンディフェンス』、昨年十一月にオカワダアキナさんという作家さん主催で発行されました『終わりのある脱毛体験コースアンソロジー』に収録の同名の大滝のぐれの小説を、カクヨムにて公開しています。

また、『ゾーンディフェンス』に関しましては、レビューをつけていただいている宮田秩早さんという作家さんが文学フリマ等で配布されていました『カクヨムで(無料で)読める! 傑作小説レビュー集 その1』という冊子で紹介いただいています。ありがとうございました!


最後に/年明け1/14は文学フリマ京都「う-12 ウユニのツチブタ」でお会いしましょう

こうして書き出してみると、今年もいろいろな経験ができたと実感できました。大滝のぐれに関わってくれたみなさま、小説を読んでくれたみなさま、イベントに足を運んでくれたみなさま、感想を手紙でくださったり通話やイベントで感想をお伝えしてくださったりしたみなさま、ツイッターとかインスタとかをながめてくれるみなさま、いつも本当にありがとうございます。おかげさまで、こうして微スランプを脱して小説を書き続けていられています。
また楽しいお誘いもいくつかいただいており、とても楽しみです。もちろん、個人誌の制作や公募にも注力したいと思っています。

確定した未来の約束がしづらく、この世界に生きる人間として至極まっとうな怒りや主張は権力や大きな力に不当に押し込められ、あらゆるのものが削り取られていく中でそれでも平静を装わなくてはならない、笑わなくてはならないということを強要される世の中ですが、命がある限りは大滝のぐれはやっていこうと思っています。ですのでみなさんも無理のない範囲でやっていきましょう。

年明け一発目は京都・みやこめっせで開催されます文学フリマ京都に参加する予定です。ブースナンバーはう-12、ウユニのツチブタというサークルです。新刊はないかもしれませんが、他の本はたくさんあります。

改めまして、本年は大変お世話になりました。
来年も、切実・はつらつ・味じまんでやっていこうと思います。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。

みなさまが、それぞれのすてきな年末年始を迎えられますように。

2023年大晦日 大滝のぐれ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?