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「SDGs」に取り組む、壱岐焼酎蔵と壱岐リトリート海里村上のジン造り


壱岐の素晴らしさを伝えたい。1人のホテルマンの熱き想い

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約1年半前に壱岐リトリート海里村上へ赴任してきた、壱岐出身ではない若きホテルマン貴島は、壱岐に来て初めて島の豊かさと、麦焼酎発祥の地として守り造られてきた壱岐焼酎の魅力を知りました。

また、壱岐は長崎県初、離島としては唯一SDGs未来都市に選定され、行政も含め取り組みを行う自治体に認められた島です。そこで貴島は島民が当たり前だと思っている壱岐の魅力を発信し、島を活性化することで、サスティナブルな取り組みができるのではと考えました。

焼酎蔵と解決する、壱岐の生産者が抱えるフードロス問題

サスティナブルな取り組みを行う中で解決したい問題のひとつが、フードロス問題。農作物の加工に時間や人手がかかり、やりきれない。また流通の上で使用できない部位があるなど、丹精込めて作られた多くの農作物が消費者の手に届かずに廃棄されています。

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例えば壱岐は柚子の一大産地で多くの柚子が収穫、柚子胡椒などに加工されます。しかし使うのは皮のみ。皮に比べて中身の価値が低く、味も品質も高いのにもかかわらず廃棄されていました。また島のアスパラガスは、長さ調整のために切られてしまう部分があり、年間に30t以上廃棄されています。

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様々な理由で廃棄されてしまう素材を活用して、壱岐の素晴らしさを伝えることはできないか。貴島が思いついたのは、質の高い原料と高度な蒸留の技術を生かしたクラフトジン造りでした。彼の熱い想いに突き動かされたのは、壱岐の蔵酒造の代表石橋氏。ゆずリキュール造りなどの経験をもとに壱岐の素材を漬け込んだジンを考案し、島全体を巻き込もうとする未だかつてないクラフトジン造りが進んでいきました。

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廃棄されてしまう食材を仕入れてジンの素材のひとつとして利用することで、フードロスの解決につながります。また新たな収入源を作り、クラフトジン造りを通じて壱岐の魅力を発信することで、一人でも多くの人に興味関心を持ってもらい、いつか壱岐に訪れて欲しいと考えています。また、生産量が減っている壱岐焼酎にも興味を持って貰えるきっかけになればと考えて取り組んでいます。

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約700年の古い伝統と歴史をもつ神事芸能「壱岐神楽」と壱岐の美しい海の色をデザインした「Japanese Iki Craft Gin KAGURA」。ジンの素材は柚子やアスパラガス、にほんみつばちの蜂蜜、苺、橙、木の芽、モリンガ、紫ウニの殻、壱岐リトリート海里村上 温泉成分の結晶、そして原料酒には壱岐焼酎を使用した壱岐産にこだわっています。甘い香りとスパイシーさを持ち、和食に合う壱岐ならではのクラフトジンが5月に完成いたします。

おうち時間を充実させる、クラフトジンと”離島のごちそう”。

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クラフトジン造りに取り組むため、クラウドファンディングを行っています。支援いただいた方へのリターンとして、一般販売に先駆けてお届けするクラフトジンとともに、いくつかの壱岐の”離島のごちそう”をお届けします。

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その離島のごちそうの中の一つが、壱岐牛です。年間900頭しか出荷されない希少な壱岐牛は、紀元2~3世紀初頭と推定される牛骨や牛歯が発見されている歴史ある和牛です。潮風にあたりミネラル豊富な牧草の影響で肉質が柔らかく、コクやキレのある味と上質な脂が特徴です。

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壱岐リトリート海里村上の専属ソムリエがおすすめする、壱岐牛をより美味しくお召し上がりいただける飲み方はソーダ割。ソーダと割ることによってクラフトジンの風味が引き立ち、お肉の赤身と相性抜群です。また絞ったレモンを加えるとアクセントになり、爽やかな香りが食をそそります。ぜひお試しください。

「おうちで愉しむ離島のごちそう」はこちら

クラフトジンを作りたい!~島のフードロス問題を解決~

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今回のジン造りを通して、壱岐の素晴らしさを少しでも多くの方に知っていただきたい。また、クラフトジン造り協力してくださったボタニカルの食材のこと、そして島で育まれてきた美味さを体験していただきたい。そんな思いでこのプロジェクトを発足いたしました。

現在までに多くの方にご支援いただいております。生産者さんのこだわりと思いが詰まったものばかりを用意しているこのプロジェクトは、5月9日まで実施中です。応援よろしくお願い致します。

クラウドファンディングについて

おうちでクラフトジンや”離島のごちそう”たちをお愉しみいただき、再び壱岐へお越しいただけることをスタッフ一同お待ちしております。

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