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私流、毎日の英語多聴

仕事柄。。。というより、もうほとんど趣味、生き甲斐に近いが、英語のインプットは1日も欠かさない。そのインプットも、老眼が出始めて遠近両用メガネのお世話になってからは、もっぱら『多聴』に偏っている。
『多読』は常にあこがれてはいるが、そのうち眼がシパシパ弱音を吐く。(と言い訳しておこう)

中学時代のハリウッド映画が英語に沼るきっかけだった私は、スクリーンの向こう側から聞こえてきた英語の心地よい響きに魅了されたように、今だに英語の音フェチみたい。
そして多分、貧乏性。単純作業の家事等をしている際、耳がお留守だと無性に損をしている心境になり、空白の時間を埋めるようにインプットする。

朝家事のBBC Radio 5 Live

1日の始まりは、朝家事をしながら流し聴きをする、BBCラジオのポッドキャスト、『Radio5Live』と決めている。
ドラマや映画はもっぱらアメリカ英語派だが、報道系やポットキャストは、グローバルな内容を万遍なく報道するイギリス系の方が好みだ。アメリカは国土が広すぎるからなのかなぁ、ニュース報道も自分たちの国のことで精一杯、という印象。

『5 Live』を気に入っている理由は、ちょうどその時間帯、毎日日替わりでお題があり、リアルタイムに一般人からの電話を受け付けて、スタジオのDJと生会話を交わす、という企画があるから。
政治・社会問題、ライフスタイル、スキャンダル、海外の話題、芸能、スポーツ。。。
旬のトピックは多岐に渡る。

こちらの午前はあちらの深夜時間なので、電話してくる人たちの年齢層も比較的高め(多分、深夜に寝付けず、ラジオをお供にしている高齢者たちなのでは、と勝手に予想)で、何がいいって、加工されていない、リアルなクセのある不特定多数の英語に触れることができること。
お年寄りのモゴモゴ口ごもる英語、テンション高い女性のやたら早口な英語、落ち着きない舌足らずな英語。。。どれも日本で耳にする模範的な英語とは程遠いけれど、鮮度120%の生きた英語だ!      

運転中のAudible

車で移動中のBGMは、もっぱらAudibleで購入した書籍の朗読。(実は今現在、Audibleのサブスクは休止中。円安のあおりで、レートに左右される月料金が上昇する一方だったため。ごめんなさいAudible;;;;;;)
過去に購入した作品のライブラリから、その日の気分で聞き流す。

意識的に聴くのは自己啓発系。日本語でも英語でも好きなジャンルだから、というのもあるが、常に集中しては聴けない運転中に最適だから、というのも大きい。途中を聞き逃しても、とりあえず復帰は可能だ。

困るのは物語系の作品。
たとえば、右折など神経を遣うような場面では運転に全集中!。。数十秒間、音源から耳が離れると、もう大変!
気が付くと、知らない登場人物が増えていたりして、迷子になってストーリーを追えなくなる。
「Sandraって誰よ?」と、思わず自分突っ込みを入れながら苦笑い。

そんな時、あぁ、英語はやっぱり母国語ではないんだなぁ、とハンディを実感する。
たとえば、日本語のラジオ番組とかなら、一瞬、運転に気を取られても、言葉の断片みたいなものが耳の隅に残っている。
まだまだ、英語は学習言語の域を出ていないのだろう。

夜家事の海外ドラマ

仕事が終わって、遅い夕食を作ったり茶わん洗いしたりする夜家事のBGMは、iPadで鑑賞する海外ドラマ。

夜は娯楽モードに浸りたい。ちなみに私はHuluとAmazon Prime Video派だ。Netflixは何度かトライしたが、私には合わなかった。
特に好きなのはミステリーや刑事もの系。
字幕は日本語で、だいたい2回繰り返して同じエピソードを見る。

英語字幕で見ないのは、家事をしながらの『ながら見』だから。字幕をじっと凝視して読むって、ほとんど読書だと思う。
ガス台、流し台、冷蔵庫に茶ダンス…移動をひんぱんにしながらの夜家事も忙しい。
結局、『ドラマを観る』というより『ドラマを聴く』というスタンスになる。

そうなると効率的にストーリーを追いたいので、瞬時にパッと場面を理解できる日本語字幕に限る。2回繰り返して見るのは、ストーリーをだいたいインプットできた段階で、英語の音声により集中するためだ。
試行錯誤の末、今はこの自己流ドラマ鑑賞に落ち着いた。

日本語に囲まれた日常の中、英語は意識して摂取するしかないけれど、もはや英語の音に触れることは、私にとって全身の細胞へのご褒美、多聴というよりは多幸といえるかも!

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