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くうき の いろ

いつかの展覧会のレゾネ。

セザンヌをみた後は
『くうきが違って見える』

ごめんなさい、うろ覚えですが
鮮烈でした。

たしかにセザンヌの目をお借りしたような
(恐れ多いですが)

くうきの色!

うん、何だかそんなふうにみえるかも!!

自分の頼りない世界観が
ガラッと変わったような瞬間でした。

それから思い浮かんだのは
宮沢賢治さんの言葉。

『わたしたちは、
氷砂糖をほしいくらいもたないでも、
きれいにすきとおった風をたべ、
桃(もも)いろのうつくしい
朝の日光をのむことができます』。

とても大好きな文章です。

くうきが立体的?になったような?!

それから、音楽。

音は空気の揺れですから
最もくうきに近い存在のような。

すごく個人的な感情(原風景)と相まって
くうきの色がコロコロ変わります。

五感がそれぞれに干渉し合って
ふくらむくうき感。

特にギターは、
音の揺れを感じやすい楽器なので、

色とりどりのグラデュエーション、
ゆらぎ、情景、匂い、
フォルム、感情?
etc。

そんなくうきのかんじを
日々、楽しめたらといつも思います。






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