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会社員“M氏”の不動産投資セミナー

会社員は会社員に安堵する
投資用不動産の購入に踏み切ったのは、会社員の方が投資の実体験を話すセミナーに参加したあとです。セミナーは、内藤忍さん主催の人気講座「12戸目に挑戦しちゃいます! 会社員の私が3年で2億円の資産を作ったリアルな方法教えます」です(※2018年11月実施タイトル)。

「ひとりで行っても大丈夫かな」
「ぐいぐい勧誘されたらどうしよう」
「個人情報を登録してDMや電話が来るようになったらいやだな」

と行く前はあれこれ気を揉んでいましたが、全くの杞憂でした。

登壇していたのは、同年代の会社員“M氏”。ゴリゴリ投資をして鋭さがにじみ出る猛烈サラリーマンを想像していたら、親近感を感じるほわっとした風貌の男性です。「え……こんなほんわかした人が不動産投資をしているの?」と拍子抜けしたほどです(←すみません)。

セミナーでは、

 ・不動産投資をするに至った経緯
 ・実際にやってみた結果
 ・資産の運用状況
 ・投入金額と毎月の家賃収入        ほか

などを具体的な数字を交えながら話してくださいました。

M氏が不動産投資を始めた理由
M氏は2014年に内藤さんが講師を務める丸の内朝大学「マネークラス」を受講し、「チャンスは貯金できない」「脱・横並び」「リスクをとらないリスク」など、内藤さんの考え方に刺激を受けたそう。そんな中、電車でたまたま目に留まった「あー、このままだとこのままだわ」という婚活広告の文言と内藤さんの教えの中に共通点を見つけ、 “このまま”の今を脱すべく、不動産という具体的な形で一歩踏み出しました。3年経った今、彼は11戸の不動産を持ち、投資家としての歩みを着実に進めています。

貯金をすればするほど、「これっていつまで続ければいいの?」「どれだけ貯めれば安心なの?」という疑問や不安を感じていたM氏。そんな彼が教える側に立ったとき、会社員だからこそ体感する不動産投資のメリットやデメリット、浮かぶ疑問や不安の解決方法にリアリティと重みがないはずはありません。「不動産投資」の言葉につきまとう怪しさや怖さとは無縁の、「その感覚わかるー!」という共感の連続です。

ゆるふわM氏の明快なプレゼンにしびれる
具体的な物件の話には、出てくる単語や数字でわからないこともありましたが、質問すれば答えていただけましたし、「投資を始めてからわかることもある」とレイヤーを切り分けて話をされていたので、わかりやすく納得感がありました。本やブログを読むより身近感と腹落ち感があり、金額的にも規模的にも「私にもできるかもしれない」と勇気が湧きました。

会場には、講師の内藤さんや不動産会社のカリスマ営業マン“A氏”が同席。実はゆるふわ会社員は“前菜”で、“メイン”ではプレゼン上手な営業マンに勢いよく説明されて気圧されて帰る……ということも想像していましたが、そのような場面はなく、終始安心して過ごせました。また、たまたま近くに同席した専業大家の方に不動産のイロハを伺うこともできため、専業大家とサラリーマン大家との違いをなんとなく理解できたのも幸運でした。

不動産投資の本質はコツコツの積み重ね
セミナーを受講してわかったのは、会社員にとっての不動産投資は、コツコツ買い増し、コツコツ家賃収入を貯め、コツコツ繰り上げ返済をしては資産を積み上げていくという果てしなく地道なストーリー。「それはむしろ得意分野です」とほっとして、わくわくしながら帰ったのを今もよく覚えています。

(続く)

~「世界の資産運用ガイド」連載『初めての不動産』より転載

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